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【スポーツ】水城散る 被災地対決で光星学院に2011年3月26日 紙面から
◇センバツ高校野球<第3日>相手のチーム打率は出場校中トップ。分かってはいたが、止められなかった。水城のエース佐藤賢太投手(3年)は、立ち上がりから集中打を浴び、5回で降板するまで10失点。19日の今季初練習試合の時、肘に死球を食らい、今でも青あざと腫れがある。それでもマウンドに上がったが、「集中して守れなかった自分の弱さ。持ち味の粘り強い投球ができなかった」とうなだれた。 地震で校舎にはひびが入り、選手も自宅などの片付けに追われた。11日から2日間は部活中止。福島原発の放射性物質漏れが伝わった15日には、影響を懸念して1時間で練習を切り上げた。だが、佐藤には吉報を届けたい人がいた。祖父母は津波と原発事故のダブルで被害を受けた福島県南相馬市に住んでいる。3日前、母からメールがあり、ようやく連絡が取れて自宅で屋内退避していると知った。 子どものころ、毎年2度遊びに行き、祖父にはキャッチボールや野球を教えてもらった。「テレビで見てるからしっかりプレーして」というメッセージを胸に甲子園に挑んだが、結果は残せなかった。「いちからやり直し、夏の甲子園に向けて歩み出したい」とリベンジを誓った。 (竹村和佳子) PR情報
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