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【格闘技】

小川直也が女性柔道家に救いの手

2011年3月26日 紙面から

被災者救済に立ち上がった小川。(右)は小川道場所属となった半谷さん

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 プロレスラーの小川直也(42)が25日、運営する小川道場の拠点である神奈川県茅ケ崎市の市役所を訪れ、東日本大震災の被災者のため義援金100万円を託した。道場を支援する企業の協力で集めたという。

 「仙台にはゼロワン時代に行った。石巻には何回か行って、お世話になった。破壊王(故橋本真也さん)と一緒にね。少しでも、被災された方の力になればと思って」と小川。さらに、被災地救済はお金だけじゃない。この日の会見には福島県いわき市出身で、柔道女子48キロ級で視覚障害者の全日本大会優勝歴のある半谷(はんがい)静香さん(22)も同席。半谷さんは4月から就職先も決まっていたが、地震の2日後に内定が取り消しになった。そこへ救いの手を差し伸べたのが小川だ。

 「小川道場所属にして、柔道に専念してもらい、1年半後のロンドン・パラリンピックを目指してほしい」とおとこ気を見せた。半谷さんは「救いの手を差し伸べていただいて、感謝してます」と頭を下げた。小川は「何年か先、被災地で復興イベントをやりたい。それが、オレの夢」と熱く語った。 (竹下陽二)

 

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