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【大相撲】

夏場所興行断念へ 有料一般公開なし

2011年3月26日 紙面から

 夏場所の通常開催断念も−。八百長問題の処理で春場所に続いて開催が危ぶまれている夏場所(5月8日初日、東京・両国国技館)を行う場合、、有料での一般公開をやめ、「技量審査」の場とする方向で日本相撲協会が検討に入ることが、25日分かった。

 寄付行為施行細則には「本場所相撲は、一般に公開し、有料を原則とする」とあるが、八百長問題で十両以上に大量の処分者が出ることが決定的。そうなると通常の取組が組めなくなり、「(ファンから)お金は取れないだろう」と言う親方衆もいる。だが、番付編成は行わなくてはならず、給金のこともある。そのため「技量審査」として取組を行うことになるとみられ、無料で一般公開することが議題に上がる可能性もある。

 「入場料の一部を寄付するという考えだってできる」と、東日本大震災への支援場所として通常開催を望む親方もいるが、来月9日がチケット発売開始日になっており、その準備を考えると日程的には切迫する。八百長問題を解明する特別調査委員会は25日、東京・両国国技館で会合を開いて処分案の検討を行ったが、その処分案を最終決定する理事会の開催は後日。再発防止策をまとめる新生委員会も継続中。これらと併せて夏場所をどうするか議論することになる。

 

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