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【プロ野球】

佑熱望 VSマー君 慈善試合で 今回は実現ならず

2011年3月26日 紙面から

 日本ハムの斎藤佑樹投手(22)=早大=が25日、宿命のライバルである楽天・田中将大投手(22)との開幕前の投げ合いを熱望。しかし、夢の再戦はお預けとなった。斎藤は27日のロッテ戦に先発後、東日本大震災の被災者に向けた慈善試合として行われる4月3日の楽天戦(札幌ドーム)の登板が内定。大観衆が集まることが確実なマー君との対決を望んだが、惜しくも予定が合わなかった。

 斎藤と田中は2006年夏の甲子園決勝で、延長15回引き分け再試合を含む死闘を繰り広げて以来のライバル。2人のプロ初対決は今季のプロ野球最大の話題と言って良いだけに、斎藤ははっきりと言い切った。

 「まだオープン戦の期間中だけど、早めにそういう場面が回ってくるならうれしい。それを目当てに(ファンが)来てくれるならありがたいことですし」

 3日の慈善試合は入場無料だが、球場に募金箱を設置し両軍のナインが募金を呼び掛ける予定。当然、来場するファンが多くなればなるほど、義援金の金額は多くなる。マー君との対戦が実現すれば、格好の呼び水になるはずだった。「そういう形でも被災者のためになるなら、本当にうれしいです」。結局公式戦に持ち越しとなってしまったものの、斎藤の目は真剣そのものだった。

 この日はブルペンで34球投げ、練習終了後にはダッグアウト裏で捕手陣とサインの確認を徹底した。初の開幕に向けて実戦モードに入りながらも「プロ野球選手は野球をやるだけじゃなく、率先して(支援を)やることで賛同してくれる人も多くなる」と話した斎藤。ルーキー離れした心意気が光った。 (臼杵秀之)

 

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