架空の仕入れなどを計上して約2億8000万円を脱税したとして、法人税法違反罪に問われたパチンコ情報会社「梁山泊」グループ元代表、豊臣春国被告(60)とグループ会社2社の判決公判が23日、大阪地裁であった。難波宏裁判長は「(脱税額が)高額で、犯行は巧妙で悪質」として、豊臣被告に懲役6月(求刑・懲役2年)、2社に罰金計7300万円(同・罰金計8600万円)を言い渡した。判決によると、豊臣被告はグループ会社「ビジネス・ジャパン・ウエスト」と「HAL21」の04、05年度所得計約9億4000万円を隠し約2億8000万円を脱税した。【久保聡】
毎日新聞 2011年3月24日 地方版