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枝野官房長官の会見全文〈19日午後4時過ぎ〉(1/8ページ)

2011年3月19日20時23分

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 枝野幸男官房長官の19日午後4時過ぎの記者会見の内容は次の通り。

 【冒頭】

 原発事故の状況。引き続き、菅総理のイニシアチブの下、内閣官房、経済産業省、原子力安全・保安院、自衛隊、警察、消防、さらには東京電力が官民あげて事態の悪化を阻止し、収束に向かわせるべく全力をあげての取り組みが続いています。一歩一歩の改善が見られていますが、なお予断を許さない状況であると認識しております。

 1号機から3号機の原子炉については、海水注入によって一定の安定状況にありますが、引き続きこの冷却を継続するべく努めているところです。当面の課題は、各号機の使用済み燃料プールの冷却でございますが、これについては17日には自衛隊ヘリによる上空からの散水、機動隊、自衛隊による陸上からの注水、昨日も自衛隊、東電、そして東京消防庁、ハイパーレスキュー隊による地上からの注水を実施したところです。本日も東京消防庁による地上からの注水を実施することとし、さらにはここまでは3号機ですが、4号機についても自衛隊によるプールへの注水を検討、準備しているところです。

 途中段階でして、現時点で確定的なことは申しあげられないが、3号機、4号機の使用済み燃料プールには、一定の注水が、失礼、3号機の使用済みプールには一定の注水に成功したとみており、現時点では一定の安定状況にあるのではないか。しかしながら予断を持つことなく、引き続き3号機に対する注水、4号機への注水を安定的に行うことによって、これらの状況を改善の方向に向かわせるべく努力をしてまいります。

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