首相VS記者団

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菅首相VS記者団:土肥議員「大変遺憾な言動。役職辞任でけじめをつけた」3月10日19時36分

 ◇メア日本部長の発言問題

Q:メア日本部長の発言をめぐって、アメリカ政府はメア日本部長を更迭しました。この受け止めと、発言が事実かどうかはまだ解明されておらず、日本政府としてアメリカに事実確認を求めるお考えはありますか。

A:発言それ自体は大変遺憾な発言だったと思います。アメリカの対応は適切であったと、こう思ってます。

Q:この問題が、今後の普天間基地の移設問題に与える影響をどのように考えますか。

A:できるだけ影響を与えないように、日米で努力したいとこう思います。

 ◇土肥議員の竹島共同宣言署名問題

Q:竹島の共同宣言に署名した問題をめぐり、土肥(隆一)議員が政倫審会長と常任幹事会議長を辞任する意向を固めたが、総理はこれで責任を果たしたと考えるか。野党からは議員辞職に値するとの声が出ているが、それについてどう考えるか。

A:本人としてすべての役職を辞任することで、一つのけじめをつけたと思いますが、大変遺憾な言動であり、今後の戒めとして、強く戒めとしてもらいたいとこう思ってます。

Q:議員辞職については、どう考えますか。

A:すべての役職を辞任することで本人としてけじめをつけたと、そう理解しています。

Q:総理のグループからこのような問題が発生したことについて、判断を党任せにすることに批判が出ているが、総理が直接話を聞く考えはあるのか。

A:もう聞くまでもないことです。

 ◇つなぎ法案

Q:つなぎ法案の国会対策ですけど、総理が前々からおっしゃってるように熟議すべきところに来ていると思うが、第一義的には与党、さらに政府が法案成立に責任持たないといけないと思うが、その見通しがなかなか立たない状況を総理自身どう受け止めますか。

A:今、国民の皆さんの生活に悪影響を与えない、ということで与野党いろいろ考えていただいていると、そう理解しております。

Q:安住(淳)国対委員長が、きょう野党側に税制に関するつなぎ法案を提案した。野党側からは「異例な提案で理解に苦しむ」との意見も出ているが、こうした野党の意見について、総理はどのように考えるか。

A:ですからあの、国民の生活に悪い影響を与えないようにということで、いろいろ考えた結果だと思ってます。

2011年3月10日

「首相VS記者団」とは
  首相に対するいわゆる「ぶら下がり」取材のやりとりをそのまま活字にして掲載しているものです。
 「ぶら下がり」とは、永田町に多く見られる取材方法の一形態で、記者団が取材対象者を囲み、立ち話形式でいろいろ質疑する、一種のミニインタビューのことです。少ない質問で短時間ながらもその時点で必要不可欠なことを聞き出す場として、通常の記者会見やインタビューとは差別化して使っています。取材対象が首相の場合は、ほとんどが首相官邸内で行われます。 続きを読む
 
 

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