栄村大震災

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』

栄村大震災(さかえむらだいしんさい)とは、2011年3月12日午前3時59分に発生した、長野県新潟県の県境を震源地とするマグニチュード6.7、震源の深さ8キロ、最大震度6強という巨大地震である。

目次

[編集] 概要

栄村とは、長野県北部下水内郡に属する人口2500人あまりの小さな村である。長野県と新潟県との県境に位置し、主な産業といえば農業林業しかなく、特筆すべき施設と言えばダムしかないような栄村に、2011年3月12日、震度6強の地震が発生する。この段階で、地方自治体としてはもはやどうしようもないレベルである。しかも、本震発生から1時間のうちに、なんと震源域を同じとする震度6弱の余震が2度繰り返される。これは、北信濃の鄙びた寒村に過ぎない栄村に、まさに日本の地震の歴史にも類をみない未曾有の大災害が訪れたことを意味した。

そして、短時間にわたって繰り返された激しい揺れは栄村のインフラ設備に大きな被害をもたらし、多数の建造物を破壊。未明の大災害に栄村は大混乱に陥った。夜が明け、被災した状況が確認されるようになると、そこら中で栄村単独では対応しきれない大被害が続出しており、その結果、村民約2500人のうち2000人に避難指示を呼びかけられ、1700人あまりが実際に避難を行うことになる。

今回の震災は、まさに栄村始まって以来、むしろ縄文時代以降、この地域に人が住み始めてから最も巨大な災害となった。あわせて、長野県の歴史においても、近年、激甚災害にまで指定されるような震災が一度も観測されたことがないことを鑑みれば、いかにこの地震が緊急かつ多大な支援が必要な事例であるかが分かる。

しかし世の中は・・・。本当に世の中ってものは・・・。

以下のホームページにおいて、今回の大震災の詳細と被害状況、そして義捐金の振込み先が確認できる。

[編集] 非道な気象庁

栄村において観測された震度6強の地震とは、近代日本の歴史においてほんのわずかしか観測されていない大地震である。しかも、それに加えて震源をほぼ同じとする震度6弱の余震が2回も発生。この段階で、どんなに災害に疎い人間でも、大変な事態であることは丸分かりである。にもかかわらず、気象庁ではこの事実をガン無視するかのごとく今回の長野県北部地域を中心にした大地震に名前さえ付けていない。そのため、実際に被災した栄村では、今回の地震を栄大地震、もしくは栄村大震災と名づけ、細々と全国に向けての支援を要請している。

しかし、人口2500人程度の小さな村にできることなど、たかが知れている。

さらに運が悪いことに、今回の地震の前日である3月11日に日本の歴史に残る大災害、東北地方太平洋沖地震が発生していた。そのため、気象庁では当時、全ての労力を東北地方へ向けていたため、いきなり300キロも離れた栄村での強震×3に関係者は度肝を抜かれることになる。もっとも、それは多くの国民においても同じであり、今回の地震においてもっとも緊急地震速報を詳細に報道したNHKにおいても、最初の速報の際、震源が東北ではなく遠く離れた北信越にあったことにアナウンサーが驚く様が全国に放送されている。

けれども、いかんせん世界史に残る大災害である東北地方太平洋沖地震の翌日に起こったことが、今回の栄村の行く末を決めることになる。栄村大震災の発生直後から、気象庁は即座にこの地震は東日本の大地震と関係あるものと勝手に位置づけ、太平洋プレートとだのなんだのという理屈をこねくりまわして、栄村大震災を東北地方で発生した一連の地震と同じメカニズムで発生した地震であると分類する。その話をテレビが全国にぶちまけた後、いや実は違うメカニズムも震源域も違い、直接の関係はないとこっそり発表。誰も聞いていない。その結果、個別に見るべきとんでもない大災害であるにも関わらず、なぜだか国の支援まるでなしというロクでもない状況が形成されることになる。

なんで仙台から100キロ以上も離れた海底での地震と、フォッサ・マグナの端に位置する栄村での地震が一緒の分類になるのやら。これはちょっとどころではなく、相当ムリな話ではある。

もっとも、気象庁には2004年に発生した新潟県中越地震と2007年に発生した新潟県中越沖地震とは、震源が同じ中越地方に存在したにも関わらずに、その関連性を頑なに認めなかったという前科があったりもする。あわせて今回の地震についても、中越地震の際の震源とほぼ変わらない場所に震源が存在しているにも関わらず、前述の2つの地震との関連性はまるで無視。あくまで今回の地震はそれまでの中越地方を震源とする多くの地震とは関係がないとの立場を崩していない。

まぁ、気持ちは分からなくもない。

ちなみに、今回の地震について、地元住民の見解はただ一つ。

中越地震の余震

この大震災が発生するまで、この地域に住んでいる人間は、およそ6年にわたって中越地震の余震に苦しみ続けていたため、今回の地震がいきなり東北の大地震が関連している、もしくは他の地震とは関係がないなどといわれても、もはや体に染み付いた本能からして、すでにそんな話は信じられないのである。信じることができないのである。なお、今回の栄村大震災から3日後の3月15日、今度は静岡県東部を震源としたマグニチュード6.4の巨大地震が発生。静岡県富士宮市で震度6強を観測している。けれども、こちらもなぜだか東北の地震と同じカテゴリに分類。その後、こっそり直接の関連はないと発表。さらに、長年噂されている東海地震との関連についても、気象庁は「まったくない」と断言。いや、まぁ、その、なんちゅうか、うん。

絶対おかしいやろ、それ

なお、当地域では3月15日に国の支援ではなく長野県の支援で被災者への救援活動が本格化している。国?聞くな。悲しくなる。

[編集] ロクデナシのマスコミ

この大震災において、唯一運がよかったといえること。それは栄村を中心とした近隣市町村にただ一人も死者が出なかったことである。しかし、その結果として、東京ボケクソカスマスコミどもは、まったく絵にならない、視聴率が取れない、中越地震と中越沖地震で語ることすら飽きたなどなど、まるで今回の震災を無視。そのため、被災早々に政府から激甚災害に指され、実際に多くの住民が避難所で生活しているにも関わらずに、自前の中継車すらよこさずに東北地方で各局でまるで同じ番組を制作する始末で、多大な被害を受けた栄村はまるで何事もなかったかのように多くの国民から無視されることになる。

まぁ、たしかに、時期が悪かった点については否めないけれど。

しかし、実際には村内800戸の住宅のうち、数件が全壊、2割強に危険判定が出され、3割に要注意と診断されているなど住民の生活を逼迫させるような話は事欠かず、何よりも村内にある水源16箇所のうち、14個所が枯れている可能性があるとの報告もある。

農村の危機である。

これは本当にシャレにならない。しかしながら、マイクを持った人でなしどもは、この悲劇をガン無視。そのため物資の輸送に大きな障害が出ており、村内のガソリンスタンドではレギュラーガソリンが逼迫するなど、明らかに情報が足りていないことによる弊害が幾つも散見されることになる。

放送の危機である。

もっとも、マスコミ全体のモラルはすでに地震よりも先に崩壊していた可能性が高いため、ある意味いたし方ないことなのかもしれない。

[編集] 血も涙もないウィキペディア

Wikipedia
ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディアの専門家気取りたちが「栄村」の項目を執筆しています。
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ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディアの専門家気取りたちが「2011年東北地方太平洋沖地震」の項目を執筆しています。
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ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディアの専門家気取りたちが「長野県北部の地震」の項目を執筆しています。
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ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディアの専門家気取りたちが「静岡地震 (2011年)」の項目を執筆しています。
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ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディアの専門家気取りたちが「Wikipedia:削除依頼/静岡地震 (2011年)」の項目を執筆しています。

震度6強のゆれを観測したにも関わらず、激甚災害に指定されたにも関わらず、そして東北地方太平洋沖地震とは分けて考えたほうがいいレベルであるにも関わらず、日本の誇る知の結晶ウィキペディアでは、この悲劇をガン無視。3月15日現在、ウィキニュースに掲載された事象であるにも関わらず記事作成は行われていない。ちなみに、東北地方太平洋沖地震の記事が作成されたのは、発生から7分後である。そして、栄村大震災でも、地震発生直後に人命に関わる事件・事故に関するテンプレートが栄村の記事に貼られるも、その後、まったく音沙汰が無くなる。ちなみに、実際に大きく揺れた件については、東北地方太平洋沖地震の記事において確認はできる。これは、遠く離れているはずの栄村大震災も、東北の地震と関連した余震の一部として取り扱われているためである。

そのくせ、栄村の被害について、一っ言足りとも言及しないのがさすがのウィキペディアクオリティ

さすがすぎて涙が出てくる

アンサイクロペディアでは、そんな彼らの欺瞞をここに告発すると同時に、どーせこの記事を見て栄村の記事に加筆するか、もしくは地震の年表に加筆するかは知らんが右往左往するのが手に取るように分かるため、心優しいアンサイクロペディアンとしては両記事の年表を見守るものである。

なんて優しいアンサイクロペディア。アンサイクロペディア優しい。

なお、大変残念なようなそうでもないような、3月16日に無事ウィキペディアにおいて「長野県北部の地震」などという実もフタもないネーミングで記事が作成。地震の年表にも記載される。けれど、肝心の栄村の記事になんら手が加えられていないことについては、やはりさすがウィキペディアというところである。そして、長野県北部の地震の記事において、東北地方太平洋沖地震とは直接関係はないと気象庁の発表を書いているにも関わらず、国民の不安を煽るかのごとくに、東北地方太平洋沖地震の記事内において、今回の栄村大震災を余震の一部として記載し続けるのもまた、ウィキペディアクオリティである。

そして、3月18日に至極当然のように、長野県の北部の地震に対して削除依頼が出されるのもウィキペディアクオリティ。右往左往するのもウィキペディアクオリティ。ちなみに、削除の理由が、気象庁が名前をつけていない、他の大地震に比べて被害が軽微というのが主な理由である。

貴様ら、それでも人間か・・・って、そういえば、ウィキペディアンでしたね。ごめんなさい

ついでに言えば、別に気象庁が名前をつけたわけでもない静岡県富士宮市の震度6強の地震に、ウィキペディアが気象庁を無視して勝手に静岡地震 (2011年)」と名づけたところ、削除依頼のサの字すら出ていない。これはつまり、ウィキペディアンたちの判断は、気象庁を凌駕することの証左である。

本当に、さすがすぎて涙が出てくる

そして、ついにというかなんというか、3月19日にやっぱり静岡地震 (2011年)にも削除依頼出される。理由もやっぱり、気象庁うんぬん、被害が軽微うんぬん。それらの災害全てに被災者がおり、インフラにダメージがあり、記憶にも記憶にも残すべき特別な事象であるにも関わらず、単に「自分たちのルールに則ってないから削除」。

狂ってるっかって? いいえ、ウィキペディアンです。

最終的に、3月22日にようやく栄村の記事に今回の震災の記述が書かれることになり、あわせて、長野県、静岡県の地震についても提案者以外、満場一致で記事の存続が唱えられることになる。皆さん、騙されてはいけません。ウィキペディアンにも常識を持った人は大勢いるのです。

・・・それ以外? 聞くな。悲しくなる。

[編集] 素晴らしすぎる東京電力

なお、震度6強を観測した栄村を中心とした地域は、いわゆる信濃川長野県では千曲川)を中心とした水力発電所のメッカとなっており、今回の地震でそれらの発電施設に大きなダメージがあったことは確実である。

しかしながら、それらの施設を管轄する東京電力はその事実を華麗にスルー

ちなみに、今回の震災の3ヶ月前にあたる2010年12月には、栄村に東京電力としては実に48年ぶりとなる水力発電所「栃川発電所」が新たに完成。新規に運用を開始していたりもする。そのため、同村内で立て続けに発生した震度6の地震に関して、何か一言でも発してもかまわない、むしろやらないとまずいだろソレというレベルなのだけれど、東京電力は3月16日現在、栄村大震災についての声明は発表していない。

まぁ、福島の件がひどすぎるという話でもある。

さらに言えば、東京電力自体、千曲川周辺の地域内における悪名の高さが既に知れ渡っているため、多くの住民は「まぁ、そんなもんか」という感じでもある。

で、どんな悪さをしでかしたかと言うと、第一に中越沖地震の際に発覚したのが、ものの見事に原子力発電所が立地されてはいけない条件である断層の真上であったにも関わらずに柏崎刈羽原子力発電所を建設し、稼動、運営。そして大騒ぎ。第二に、原発が震度6強の揺れの直撃を受けたにも関わらずに、数多くの故障についてを新潟県に対して未報告。そしてものの見事に露呈。その結果、ぶちきれた泉田裕彦新潟県知事に原発の運転再開を延期されるという体たらく。まさに体たらく。第三に、前の2つとまったく同じ時期であるにも関わらず、十日町市にある宮中取水所で、年間に定められている取水量を大幅に違反し、その上での報告書を提出したことが発覚。しかも、同年は東電と十日町市との間で取り交わされていた水利権の更新年に当たっていたという素晴らしさ。その結果、ものの見事に水利権を取り消される。まさに、ものの見事に

このように、まさに素晴らしすぎる東京電力のあれやこれやについて、住民は苦笑するほかない。その結果が福島原発の大事故につながるわけだけれども、そこらへんについても東京電力のやらかし具合はすさまじいものがあったりもする。

あわせて、今回の地震において、ようやく7つある原子炉のうち、2010年12月にようやく4個目の原子炉の運転再開にこぎつけた柏崎刈羽原子力発電所の送電線が、ものの見事に栄村の隣にある新潟県津南町、および新潟県十日町市を通過している。双方とも、今回の栄村大震災で震度6弱の揺れを観測している。

・・・どうも、東京電力に対する天罰に周辺市町村が巻き込まれた気がしてならない。

[編集] ある意味恐るべき被害

今回の震災は、幸いにもというかなんというかかんというか、中越地震&中越沖地震の際に繰り返された、人間があんまり住んでいない地域での大災害in雪国だった。そのため、震度6強という数字の割りに、まったくテレビ映えしない被害しかなく、さらに住民達もまたそれまでの震災に鍛えられていたため、普通だったら、全国どこでも目頭を押さえたくなる情報「住宅が崩れてきた土砂に押し流され、住民3人が行方不明」などという話でさえ、NHKで一報を流したわずか1時間あまりで地元住民により「全員救出」(十日町市松之山)。さらに、国道が雪崩に埋まったという話があった!まずい、車が巻き込まれているかもしれない!と、思ったら崩れた場所がすでに雪崩の多発地帯だったので、国道のほとんどがトンネル状の構造物(スノーシェッド)で覆い済みで、結局1台も巻き込まれてなかった(津南町)。土砂崩れが発生して上にあった建物が川に崩れ落ちた・・・人が住んでない神社だったけど、一応住民は避難(松之山)と、まさに打たれ強いにもほどがあるとしか思えない話が満載である。他にも、数トンもの岩が道をふさいで集落が孤立・・・ただし、平成18年豪雪のとき、すでに孤立自体に慣れていることが全国にばれている秋山郷において(栄村と津南町)。結局、一番大きな被害は新潟県上越市で95歳のお婆ちゃんが転んで足の骨を骨折する大怪我をした案件が、今回の大震災におけるもっとも悲しい出来事である。

これらは全て、考えうる全ての最悪を想定、予測し、準備し続けて、即座に対応した住民たちのおかげである。・・・東京電力?聞くな。悲しくなる。

そのため、今回の地震において栄村が受けた明確な被害として全国に放送された光景は、唯一の鉄道網である飯山線の路肩が崩落。線路が宙吊りになっている程度の映像しかなく、後は被災者のインタビュー、しかも壁が壊れた、風呂が壊れたレベルの話だけでお茶を濁されてしまった。そして何よりもこの大災害の影を薄くしたのが、震度6を食らった地域において死者どころか、重傷者なし。本震で栄村で震度6強1回、津南町と十日町市震度6弱を観測し、その後2回の余震で、栄村で震度6弱×2を観測したにも関わらず、重傷者なし

これはすなわち、視聴率上げたいから、助けをよこしてもらいたかったら生け贄を差し出せという、ドグサレマスコミどもの無言の要求を拒絶したことになり、拒絶した以上、全国からガン無視されても仕方がないのかもしれない。

・・・んなことはない。んなことが許されてたまるか。

もっとも、禍福はあざなえる縄の如しという格言のとおり、一応地震で被災したということなので、その後、新潟側にある津南町十日町市は東日本の電力不足を解消するために各地で行われることになった計画停電対象地域からは除外されることになる。そのため、多くの住民がこのクソ寒い中で暖房が使えない悪夢を回避することができたと喜んだのもつかの間、一度も停電が行われなかったのことについては、気にしてはいけない

そして、ちょうどその頃、幹線道路も軒並みやられた栄村は、ガソリン不足に苦しんでいた。でも、まぁ、なんちゅうか、うん、まだなんとかなる。というのも、こんな仕打ちは全国からテレビ局が殺到。ニュースでもワイドショーでも冒頭に取り上げられて、あぁ、これで全国から多くの支援を受けられると思ってほっとしていたら、その直後に起こったライブドアショックに全部持っていかれた平成18年豪雪のときに比べたらなんともない。

ついでに言えば、2011年1月の豪雪の際には、山一つ向こうの魚沼市入広瀬地区にスポットライトが当たり続けたのを見て、地元住民からは来なくてよかったと言われるレベルなのが日本のマスコミの現状である。

もっとも、人命に関わる被害はなくとも、国道をはじめとするインフラ設備や住宅へのダメージは計り知れないものがあり、栄村では地域にあるおよそ2割の住宅で、大きな余震が発生すれば崩壊の恐れがあるとの報告も出ている。そして、その割合は3月18日現在、今後も増え続けることが想定される。ただし、震度6強や6弱を3回食らってなお、このレベルで済んでいるという話でもある。それは認める。けれど、その結果として多くの住民が不安を感じていることも確かであり、自主的に避難所へと来る住民も存在しているため、なんとしてでも、全国の方々からのご支援をお願いしなければならない。

・・・このような話をするとき、地方新聞やローカルニュースといった情報源及び関係者の方々へは、感謝をしてもしきれない。大手マスコミ?聞くな、悲しくなる。

これはすなわち、どこぞのマリー・ローランサンの名言にある「死んだ女よりも悲しいのは、忘れられた女」ではないけれど、はっきり言ってこのレベルの災害がもし気象庁やマスコミ、ウィキペディアンの都合で記録から抹消なんてされてしまうと、色んな意味で目も当てられないことになる。

[編集] ぜひともがんばって欲しい支援

この大災害に関して、各地で支援の輪が広がっている。

栄村の姉妹都市である東京都武蔵村山市では、ホームページ内に栄村への支援を呼びかけるページが存在し、東日本太平洋沖地震の被災者への義捐金の受付と同時に、栄村にも支援を呼びかけている。また、長野県庁のホームページ、長野県の木曽町役場、須坂市の商工会などで栄村大震災への義捐金を呼びかけている。さらに、長野県松本市を本拠地とするサッカーチーム「松本山雅FC」からも、被災直後に長野県を通じて義捐金を送付するとのメッセージが発表されている。

また、現地のNPO法人「栄村ネットワーク」でも、3月17日からホームページ上で義捐金のお願いとボランティア支援のお願いを呼びかけており、他にも、栄村に関わる方々のブログにおいても、栄村にあるJA宛の口座の名義とその番号を記載。義捐金の振込みをお願いしている。

・・・3月17日現在、どうも、これぐらいしかない気がしなくもないけれど。・・・長野県の他市町村がどうもGoogleに引っかからない気がしなくもないけれど。安曇野市にいたっては、検索ワード「栄村 義捐金」に引っかかってもページが削除されている気がしなくもないけれど。

全て、東北の地震とかぶったことが悪い。いや、東北と比べればめちゃくちゃ運がいい。けれど、やっぱりよく考えてみると運が悪い気がしなくもない。

[編集] 心底アホだと思わざるをえない選挙戦

そんなこんなで、ようやく栄村にも復興の目処が見え始めてきた3月24日、なんと、心底アホでバカでクソでノータリンでマヌケで害悪で何も考えていないことで有名な民主党政府が、4月に行われる統一地方選の第二次延期自治体を発表した中に、栄村の名前がかけら一つにおいても存在しないことが判明。その結果、栄村が存在する下水内郡と飯山市において第17回統一地方選挙の長野県議選(2011年3月27日告示、4月10日投票)が実施されることが決定。確定。ちなみに、第二次延期発表において、被災地域において統一地方選の延期が行われる自治体は岩手宮城福島の3県に留まった。津波で被災した北海道青森茨城千葉県の太平洋に面した自治体、及び栄村と同じく震度6強を観測する地震に見舞われた静岡県富士宮市でも、選挙が行われることが確定。

よっしゃ、それはすなわち、栄村において、自らも大震災の被災者であるにも関わらず、必死になって復興に取り組む村役場の職員に住民に対する選挙の周知と選挙の準備を行わせ、震度6の地震を3回も食らって未だに自分の家に戻ることもできずにいる村民に自分たちが所属する組織への応援を行わせ、そして、今回の震災で選挙の際に投票所となる公民館が全壊や半壊して使用不能になっているにも関わらず、1ヶ月も経たないうちになんとかしろ、全て放り出して参加しろ、ついでに投票所が避難場所に認定されてる場合は、選挙を優先させて避難住民はいつ壊れるか分からない自宅に追い返せてえことですか。そうですか。

アホ。

バカだろ。なぁ、本当にバカだろ。おい。

ちなみに、そんな民主党のスローガン曰く「国民の生活が第一

ドアホ。

どうも、震度7の地震を観測して津波で数万人が亡くなった東北地方とは違い、栄村は大手マスコミ、及び民主党の言う日本国には存在していない場所なのかもしれない。ついでに、津波や液状化現象で大きな被害を受けた北海道青森県茨城県千葉県もまた、無常にも復興に対する足かせのごとくに、猶予期間もないまま選挙戦を押し付けられることになった。どうやら日本には関東地方以北の太平洋沿岸にはたった3つの県しか存在していない可能性が高い。あわせて、こんな大事な話を無視して選挙戦に突入すれば、「震度6の地震を3回も食らったのに国政から無視されて、おまけに無理やりに選挙までやらされる栄村」という甲信越地方の民主党候補を一撃で飛散消滅させるでかい爆弾が出来上がるのは確実である。

・・・太平洋沿岸の自治体も含めれば、甲信越どころではなく、全国レベルで民主党候補を攻撃できる題材な気もするけれど、アンサイクロペディアでは、民主党は無能ではなくドMであるわずかな可能性を信じて、黙ってみていることにする。

ハハ、そうさ、きっと自分たちの党員に極上のスリルを味合わせるために、こんなどうやっても勝てる見込みがない選挙を演じてるのさ、だから、告示日の前日の26日に、「党員の皆さん安心してください、ちゃんと選挙を延期しますよ」ってネタバレするに決まってるさ、即座に全国の被災地域に選挙延期の報告を行うに決まってるさ、はははは

はははは

[編集] 関連項目