2011年03月17日 15時00分
6年ぶりに路上ライブを行うことを発表した川嶋あい
川嶋あい、6年ぶりに路上ライブ「皆さんの愛を少しずつ分けて下さい」
シンガー・ソングライターの
川嶋あいが17日、6年ぶりに路上ライブを行うことを発表した。同日より西日本を中心にライブ活動を行う。川嶋は、11日に発生した東日本大震災で被災者に対して「今すぐにできる事」を考えた結果、路上に立つことを決意。「関東では、まだ路上ライブができる状況ではないので、西日本を回ってできる限り歌っていきたいと思っています。どうか皆さんの愛を少しずつ分けて下さい」とコメントしている。
川嶋は、2002年より路上ライブを開始。2003年には
I WiSHのボーカル・aiとしてデビュー。1stシングル「明日への扉」は、恋愛観察バラエティ『あいのり』(フジテレビ系)のテーマソングとして77.4万枚の大ヒットを記録した。その後も路上ライブを続け、2005年3月には1,000回を達成し話題となった。
川嶋のメッセージは以下のとおり。
東日本での震災、津波で沢山の尊い命が失われました。そして沢山の方々が劣悪な環境の中、生活をされています。私はただ映像で流れてくる光景を心の中をかきむしられる想いで見ていました。
家や家族を失った悲痛の叫び、同じ日本人として、そして人をして誰もが「何かしなければ…」と思ったはずです。
震災後、アーティスト仲間と話しました。
みんな同じ想いでした。
「何かすぐにしよう!!」と志は一つでした。
しかし終わらない余震、そして原発、停電… 今東日本では多くの方々が不安と混乱の中にいます。「今すぐできる事は何か?」必死で考えたときに出た答えが路上ライブでした。
私は道端で沢山の愛に支えられ歌手になることが出来ました。あの時もらった愛を今もう一度集めて今度は被災地に届けようと思っています。関東では、まだ路上ライブができる状況ではないので、西日本を回ってできる限り歌っていきたいと思っています。
どうか皆さんの愛を少しずつ分けて下さい
川嶋あい