原発沖16キロ、基準の16〜80倍放射性物質東日本巨大地震で被災した福島第一原子力発電所の近くで採取した海水から高濃度の放射性物質が検出された問題で、東京電力は22日午後、原発から20キロ・メートル圏内の沿岸の海水から、安全基準の16〜80倍の放射性ヨウ素131が検出されたと発表した。 東電によると、第一原発から8キロ離れた地点の海水から、原子炉等規制法が定める基準の80倍に相当する濃度の放射性ヨウ素131が検出された。10キロ地点で27倍、16キロ地点では16倍が検出され、汚染が広範囲に及ぶことがわかった。 21日に基準の127倍の放射性ヨウ素が検出された第一原発の放水口付近では22日、濃度が30倍に下がり、セシウム134も基準の25倍だったものが、3倍に下がった。笠井篤・元日本原子力研究所研究室長は「安全基準は、海水をそのまま飲んだ場合の人体への影響を基に計算されたもので、現時点で海産物に影響があるとは考えにくい」と話している。 (2011年3月22日21時31分 読売新聞)
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