主要
首相が自民党に大連立提案 拒否と回答、復興は協力 2011/3/19 19:26 首相の入閣要請は、震災被害や原発事故の深刻さを踏まえ、国家的危機には大連立で乗り切る必要があるとの判断からだ。拒否されたことで、首相は新たな与野党協力に向けた対応を迫られる。政権の危機管理対応や、大連立を模索した首相の判断に批判が強まる可能性もありそうだ。 谷垣氏は、電話会談で「震災復旧には引き続き閣外から全面協力するが、今は体制を変更する時期ではない」と回答。記者会見では「私に内閣に入れというのは、今の(民主、国民新両党)連立政権をご破算にすることだ。政策の一致がないとできない議論だ」と強調した。 自民党の幹部会合では「大連立には政策協定が必要だが、原発事故が起きている今はそんな状況ではない。首相の提案は子供じみている」との批判が出た。谷垣氏は公明党の山口那津男代表に対し、大連立を拒否したと電話で伝えた。 枝野幸男官房長官は記者会見で、谷垣氏への入閣要請に関し「人事は首相の専権事項だ。首相に委ねられている」と述べた。 政府、民主党は18日、震災対応を強化するため、閣僚枠を現行より3人増やす案を野党側に提案していた。 【写真説明】 幹部会合後、記者会見する自民党の谷垣総裁=19日午後、東京・永田町の党本部
|
|