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自民・谷垣総裁、入閣拒否「応じられない」

2011.3.20 05:03
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 菅直人首相(64)=民主党代表=は19日午後、自民党の谷垣禎一総裁(66)と電話で会談し、東日本大震災復興に与野党一体で取り組むため、自民党が民主、国民新両党の連立政権に加わる大連立を提案した。

 谷垣氏に副総理兼震災復興担当相で入閣するよう要請。谷垣氏は復興対策では協力するとした上で「入閣は応じられない」と断り、自民党は幹部会合で拒否の方針を確認した。

 首相の入閣要請は、震災被害や原発事故の深刻さを踏まえ、国家的危機には大連立で乗り切る必要があるとの判断からだ。拒否されたことで、首相は新たな与野党協力に向けた対応を迫られる。政権の危機管理対応や、大連立を模索した首相の判断に批判が強まる可能性もありそうだ。

 谷垣氏は、電話会談で「震災復旧には引き続き閣外から全面協力するが、いまは体制を変更する時期ではない」と回答。記者会見では「私に内閣に入れというのは、いまの(民主、国民新両党)連立政権をご破算にすることだ。政策の一致がないとできない議論だ」と強調した。


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