与謝野馨経済財政担当相は22日の閣議後会見で、菅直人首相が自民党の谷垣禎一総裁に入閣を要請し、谷垣氏が拒否したことについて「意思決定を速める仕組みを作るため、ベストなのは連立を組むことだ」と述べ、民主、自民両党などによる「大連立」政権の構築が望ましいとの認識を示した。
与謝野氏は「(ねじれ国会という)国会の構成を考えると、野党に半分の発言権と半分の責任がある」と指摘。そのうえで「谷垣総裁も断定的に拒絶したわけではない。そういうこと(大連立)が実現できれば、震災対策をはじめ国民に必要な事柄が迅速、的確に決まるようになる」と語り、与野党協調に期待感を表明した。【谷川貴史】
毎日新聞 2011年3月22日 10時39分(最終更新 3月22日 10時42分)