自民・石原幹事長、民主・岡田幹事長からの子ども手当つなぎ法案への協力要請を拒否
民主党の岡田幹事長は、自民党の石原幹事長と会談し、子ども手当のつなぎ法案に賛成するよう協力を求めたが、石原幹事長はこれを拒否した。
自民・石原幹事長は「子ども手当は駄目で、そのお金は復興に充てるべきだと考えています」と述べた。
岡田幹事長は、2011年度の子ども手当法案の成立のめどが立たないことから、今の法律の規定を6カ月延長する、いわゆるつなぎ法案に賛成するよう石原幹事長に求めた。
自民党や公明党は、児童手当に戻すべきだと主張しており、石原幹事長は岡田幹事長に「哲学が違う。賛成することはまったくできない」と、つなぎ法案に反対する考えを伝えた。
「つなぎ法案が成立しなければ自治体の事務が大混乱する」と与党側が指摘していることについて、石原幹事長は「大した混乱は起きない。ためにする議論だ」と反論した。
一方、民主党の安住国会対策委員長は、子ども手当のつなぎ法案について、「今週中にはいずれの結論でも衆議院から参議院に送らないといけない」と述べたうえで、「参議院で可決ができるよう、最大限努力をしていく」として、今後も、引き続き法案に賛成するよう、野党側に呼びかけていく考えを示した。
(03/23 23:16)