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【三重】

16年ぶり与野党激突へ 知事選各候補、防災対策に力

2011年3月24日

 4月10日投開票の県知事選が24日、告示される。東日本大震災の発生を受け、各候補予定者らが防災や津波対策に知恵を絞る展開になっている。

 知事選への立候補を表明したのはいずれも無所属新人で、元経済産業省課長補佐の鈴木英敬さん(36)=自民、みんなの党推薦、公明党県本部支持、前津市長の松田直久さん(56)=民主推薦、旧津市議の岡野恵美さん(58)=共産推薦=の3人。

 選挙戦は民主と、自民を中心とする非民主の対決を軸とした三つどもえの構図に。知事選で、国政の与野党第1党が激突するのは北川正恭前知事が初当選した1995年以来、16年ぶりとなる。

 いち早く出馬表明した鈴木さんは自民党支部長だったが同党を離党し、みんなの党からも推薦を受けた。公務員の総人件費削減など「行財政改革」を掲げ、民主への批判票取り込みを狙う。

 松田さんは当初「国の対立構造を地方に持ち込むべきではない」と民主の推薦を受けなかったが、告示直前になって受けた。連合三重をフルに活用し、組織票の取り込みに精を出す。

 福祉と暮らしの充実を訴える岡野さんは、震災による福島第1原発の事故を受け、原発の県内立地に反対の立場をあらためて鮮明にしている。

 各候補とも急きょ、防災・津波対策に重点をおき「人件費を削減し災対策と復興支援に充てる」(鈴木さん)「防災対策のゼロベース見直し」(松田さん)「地震・津波に強い街づくりの推進」(岡野さん)などと訴えている。

 (渡辺泰之)

 

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