[政治]ニュース
【統一地方選】異例ずくめの選挙戦スタート
2011.3.24 20:57
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統一地方選は24日、12都道県の知事選告示で幕を開けた。国政の行方を占う大型選挙だけに党首ら各党の“顔”が応援に繰り出すのが常だが、今回は東日本大震災を受けて党代表が第一声をしたのは共産党のみ。有権者感情を考慮して候補者の街頭演説も控えめで、異例のスタートとなった。(半田泰)
■コメントのみ
菅直人首相はこの日、午前8時前に歩いて官邸入りしたが着ていたのは防災服で選挙初日の空気はゼロ。会談相手も原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長らで、福島原発対策に専念する姿勢をアピールした。代わってメディアの前で語ったのは民主党の岡田克也幹事長。気になるはずの地元・三重知事選応援にも出向かず、第一声の代わりに、わずかな質問に応じた。
首相や党幹部の選挙活動自粛を聞かれると岡田氏は「震災対策に全力を挙げるのが党の姿勢だ」の一点張りだった。
対する野党側も活動は自粛気味だ。自民党の谷垣禎一総裁は党本部にこもって震災対策を協議。公明党の山口那津男代表もコメントを出しただけで、宮城県内の被災地視察に向かった。
主要政党で唯一、第一声をしたのは共産党の志位和夫委員長。都知事選の推薦候補応援に駆けつけた。
■「ひっかかる」
平年よりも冷え込みが厳しかった東京。新人候補の一人は自転車と電車で「節電」をアピールした。
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