「(震災は)天の恵み」などと発言した大阪府議会の長田義明議長は24日、大阪市内で記者会見し、議長職を辞職する意向を表明した。ただ府議選は4月1日に告示が迫っており、早期に辞職するか見通せない。辞職時期は明言しなかった。
一方で、議員辞職は否定。府議選に無所属での出馬を検討している。
長田氏は会見で「(発言)直後に『この言葉はいけない』と言った。(報道は)私の真意とは180度違う」と釈明。同時に「お騒がせしたことの責任を取る。(自民党府議団の議長辞職勧告前から)辞職については考えていた」と述べ、けじめをつける姿勢を示した。
長田氏は20日の事務所開きのあいさつで、東日本大震災で府咲洲庁舎に被害が出たことに関し「大阪にとっては天の恵み」「(庁舎の全面移転構想を進める橋下徹)知事の考えが間違っていたことが示された」と発言していた。