[地方]ニュース
3知事選告示 防災強化、熱く訴え 福岡は2新人一騎打ち
2011.3.25 02:41
統一地方選がスタートした24日、九州では福岡、佐賀、大分の3県知事選が告示された。東日本大震災の甚大な被害に加えて原発事故の収束が見通せない中、各候補者らは出陣式で犠牲者に哀悼の意を表し、被災地支援や地元地域の防災強化を訴えるなど、異例の選挙戦に突入した。
◆相乗りVS共産系の構図
3知事選はいずれも複数政党相乗り対共産系の対決となった。
16年ぶりに新知事を選ぶ福岡県知事選には、自民、公明、民主、社民、国民新の5党が支持で足並みをそろえる小川洋氏(61)と、共産党推薦の田村貴昭氏(49)の無所属新人2人が立候補した。麻生渡知事や経済界の支援を受け、「麻生県政の継承」を掲げる小川氏に対し、田村氏は県政刷新を訴えて浸透を図る。
佐賀県知事選には、自民、公明両党が推薦する無所属現職の古川康氏(52)と、共産党新人の平林正勝氏(63)が立候補を届け出た。
大分県知事選は、共産党新人の三重野昇氏(72)と、自民党県連の実質的支援と公明、社民両党から県組織の推薦を受ける無所属現職の広瀬勝貞氏(68)。
佐賀、大分ともに前回と同じ顔ぶれで、現職による2期8年の県政運営への評価が焦点となる。
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