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【神奈川】

自治のカタチ’11統一地方選かながわ 新たな県政 誰に託す

2011年3月25日

 東日本大震災の影響が県内にも及ぶ中、神奈川の新しい県政を担うリーダーを選ぶ知事選が二十四日告示され、十七日間の舌戦がスタートした。立候補を届け出たのは、いずれも無所属新人で、民主、自民、公明の県組織が推薦するジャーナリストの黒岩祐治氏(56)、みんなの党など推薦で前開成町長の露木順一氏(55)、共産党推薦で女性団体役員の鴨居洋子氏(66)ら四人。主要候補には党幹部や引退した元閣僚経験者らが横浜市内に応援に駆けつけ、論戦を盛り上げた。 (統一地方選取材班)

◆知事選4人立候補 大物応援 論戦に火花

 午前十時から中区の日本大通りで開かれた黒岩氏の出陣式。自民党県連会長の菅義偉衆院議員と、民主党県連幹事長の水戸将史参院議員がそろって出席。分厚い支持基盤を見せつけた。

 菅氏は「政党間の垣根を越えて、黒岩氏を知事に押し上げたい」と、党派を超えた支援体制を強調した。

 水戸氏は各党県組織が黒岩氏を推薦している点を踏まえ「各党が団結すれば当選間違いない、そういう雰囲気が漂ったら危険だ。油断大敵だ」と陣営を引き締めた。

 午前十時半から西区のJR横浜駅西口で始まった露木氏の応援演説には、野中広務元自民党幹事長が立った。

 露木氏がNHK記者だった当時からの知り合いという野中氏は「露木さんは今日まで立派に町づくりをしてきた」と称賛。一九九五年の阪神大震災時、自治相として指揮に当たったことに触れ「神奈川で災害が起きたら、周りと手を握り、国と連携しながらやらなければいけない。露木さんなら指導者として、先頭に立っていけると信じている」と力を込めた。

 同じくJR横浜駅西口で、午後六時半から始まった鴨居氏の演説には共産党の志位和夫委員長が駆け付けた。

 志位氏は「未曽有の国難というべき震災の下で、政治責任が問われている。国民の力を合わせて乗り越えなくてはならない。歳出全体を見直し、復興に充てるべきだ。福祉と防災の街づくりを成し遂げよう」と訴えた。

 

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