衆院、思いやり予算の採決延期
衆院外務委員会(小平忠正委員長)は25日、予定していた在日米軍駐留経費負担(思いやり予算)に関する新たな特別協定案の採決を延期した。自民党が北沢俊美防衛相が出席していないことに反発したためで、午後に予定されていた衆院本会議での採決も来週以降に持ち越された。
自民党は24日の時点で民主党に対し、北沢氏の委員会出席などを前提に25日の衆院採決に応じ、協定案に賛成する意向を伝えていたが、与党、防衛省間の連絡が不十分で、北沢氏は欠席した。民主党は29日の衆院通過を目指す。
新協定案は日本側の負担額について、2011年度以降も現行水準(10年度1881億円)を維持するとの内容で、有効期間は5年間。在日米軍基地で働く日本人従業員の労務費と米軍施設の光熱水費を段階的に削減する一方、減額分を米軍住宅の省エネ化などの環境対策費に振り向ける。
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