「何しに来た」怒る人も…東電副社長が謝罪行脚
読売新聞 3月22日(火)19時25分配信
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大熊町の渡辺利綱町長(右)に謝罪する東電・皷副社長(左)=22日午後、福島県田村市の総合体育館で=中村光一撮影 |
渡辺町長は「一刻も早く危機的な状態を脱してもらいたい」と訴えた。
その後、皷副社長は同体育館で避難している町民約670人に頭を下げて回り、「何しに来たんだ」と住民から怒りの声が浴びせられた。
「一日も早く家に帰りたい」「農家で農産物が心配」と訴える住民に対し、「今はこの事態を収束させるべく努力をしています。全力を尽くします」と繰り返した。
皷副社長は同日、福島市内で記者会見し、福島第一原発1〜4号機の廃炉について「収束に全力を尽くしており今は考える状況でない」、農作物などの被害に対する補償については「どういう場合に可能か方向性を検討している」と述べた。
皷副社長は順次、各自治体の対策本部や避難所を回る予定という。
最終更新:3月22日(火)19時46分