'11/3/25
震災後に精神科受診増 広島
東日本大震災の後、広島県内で心の問題を扱うメンタルヘルス窓口への相談や精神科の受診が増えている。避難してきた被災者に加え、ニュース映像で不安が強まったという問い合わせも目立つ。
県の保健所や広島、呉、福山市の保健センターなど計20カ所で震災後の平日、無料相談に応じている。24日までに少なくとも計45人から相談があった。「被災地の家族が心配で仕事が手につかない」「広島も津波に襲われそうで眠れない」などの内容。広島市西区の草津病院では、うつなどの通院患者の約1割で症状が悪化。急性ストレス反応などの急患6人も受け入れた。
広島県内の主な相談窓口は県総合精神保健福祉センター=電話082(884)1051、広島市精神保健福祉センター=電話082(245)7731。