[経済・IT]ニュース トピック:食の安全
【東日本大震災】関西でも水品薄、メーカー増産したくてもできず 大阪の“水道水”に増産期待
2011.3.25 01:57
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サッポロ飲料は、委託工場で飲料水を生産しているが、すでに前年比で8割増産を行っている。ペットボトルやラベルをつくる取引企業も被災したため、さらなる増産は厳しいという。
同様に日本コカ・コーラも全国7工場でフル生産に入った。しかし、山梨県の工場は計画停電の対象地域に入っており、「操業時間の短縮を余儀なくされ、思うように生産できない」(同社)という状態だ。また、サントリーホールディングスもすでにフル生産態勢に入っている。
こうした中で、大阪市水道局は25日、水道水を加熱殺菌してペットボトルに入れた「ほんまや」(500ミリリットル100円)を委託工場で12万本増産に乗り出す。24日も問い合わせの電話が殺到し、同局総務課によると、「東京の方から『宅配してほしいという』という要望が多い」という。4月にも追加増産を検討する。
通常の委託生産は年3回で22年度は23万本の予定だったが、増産により30万本を超えるのは確実という。
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