経済・IT【東日本大震災】関西でも水品薄、メーカー増産したくてもできず 大阪の“水道水”に増産期待+(1/2ページ)(2011.3.25 01:57

[経済・IT]ニュース トピック:食の安全

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【東日本大震災】
関西でも水品薄、メーカー増産したくてもできず 大阪の“水道水”に増産期待

2011.3.25 01:57 (1/2ページ)

 東京都など関東の水道水から放射性物質が検出されたことを受け、関西の店頭でも「ミネラルウオーター」の品不足に拍車が掛かりそうだ。国は飲料水の増産をメーカーに求めているが、東日本大震災以降、すでに各社ともフル生産に入っており、増産余地は限られている。こうした中で大阪市水道局が、ペットボトル入り飲料水「ほんまや」の増産に乗り出し、注文が殺到しているという。

 ライフコーポレーションでは震災以降、飲料水の品薄状態が続いていたが、東京都の発表を受け、関西の店舗でも23日夕方から飲料水を買い求める客が急増。「東京にいる知人へ送りたい」とまとめ買いする人もおり、24日には一部の店舗で品切れになった。

 「まとめ買いはご遠慮ください」

 関西スーパーマーケットでは震災後、各店舗の売り場にこんな張り紙を掲げている。あえて購入制限はせず、来店客の自主判断に委ねているが、「飲料水は陳列が間に合わず、一時的に品切れになることもある」(担当者)と話す。

 同社によると、震災発生後、飲料水の売上高は例年の約3倍に跳ね上がった。だが、メーカー各社は被災地への供給を優先するケースもあり「なかなか発注通りに商品が集まらない」と嘆く。原発トラブルを受け、飲料水の品不足は加速しそうだ。

 この状況に対し、飲料水メーカー大手各社の急な増産は難しそうだ。

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