事件【東日本大震災から2週間】歩み始めた復興への道+(3/3ページ)(2011.3.25 07:43

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【東日本大震災から2週間】
歩み始めた復興への道

2011.3.25 07:43 (3/3ページ)
SANKEI_EXPRESS__2011(平成23)年3月25日付EX(15面)

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 ただ阪神大震災では、郊外の仮設住宅に高齢者らが優先的に入居したため、地域のコミュニティー崩壊が指摘された。

 「集落をそのまま移すような仮設住宅がいい。あのおばあちゃんは足が悪いとか、みんなが知っている。離れたくない」と宮城県東松島市の男性(70)。兼業農家の大友幸広さん(54)=若林区=は「仮設住宅は必要だが、農業で生きている人は元の場所に戻らないと生活できない」と話す。

 石巻市で会社を経営してきた今野雄夫さん(57)は復興に向け、津波で壊滅的な被害を受けた街の中に仮設住宅を建設すべきだという。「みんながバラバラになってしまったら、石巻の復興はあり得ない」と説く。

 このほか「仮設住宅での生活は1年以上続くと思う。多少遅れても設備のしっかりしたものをお願いしたい」=東松島市の女性(53)=といった声も上がっている。(EX編集部/撮影:植村光貴、鈴木健児、共同、共同通信社ヘリから撮影/SANKEI EXPRESS

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SANKEI_EXPRESS__2011(平成23)年3月25日付EX(15面)
SANKEI_EXPRESS__2011(平成23)年3月25日付EX(16、17面(見開き))
【東日本大震災】津波で流された乗用車が並べられた仙台空港の滑走路=3月23日午後、宮城県(共同通信社ヘリから撮影)
【東日本大震災】津波で2階建ての建物の上に打ち上がった観光船=3月23日、岩手県大槌町(植村光貴撮影)
【東日本大震災】建設中の仮設住宅=3月23日午後、岩手県陸前高田市(共同通信社ヘリから撮影)
【東日本大震災から2週間】津波にのまれた仙台空港のがれきや補修工事をする米軍。空輸した重機で一気に道がつくられた=3月24日午前、宮城県名取市(鈴木健児撮影)
【東日本大震災から2週間】破裂した水道管から漏れ出ていると思われる水で洗濯する被災者夫婦=3月24日午前、岩手県大船渡市(共同)
【東日本大震災】主な被災地・施設

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