[事件]ニュース
【東日本大震災から2週間】歩み始めた復興への道
2011.3.25 07:43
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東日本大震災の仮設住宅建設は、最も早い岩手県陸前高田市で8日後の3月19日から始まった。約10万人が避難所に身を寄せる宮城県は23日、ようやく第1次として1000戸程度の建設を決定。兵庫県復興支援課の担当者は「津波や燃料不足といった、阪神にはなかった要因が遅れにつながっているのではないか」とみる。
各地の避難所。「一刻も早く仮設住宅が欲しい。集団生活はプライバシーもないし、エコノミー症候群も気になる」と仙台市若林区の自営業、阿部東悦さん(64)。
宮城県石巻市でカキの養殖を営んできた阿部久男さん(81)は「自力で家を建てるのは難しい。石巻を離れてでも、仮設住宅に入りたい。安心できる高台に住みたい」と考えているという。
宮城県南三陸町の男性(74)も「退職金をつぎ込んだ家が一瞬で流された。生まれ故郷だが、ここには住みたくない。海も見たくない」と語る。
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