[事件]ニュース
【東日本大震災から2週間】歩み始めた復興への道
2011.3.25 07:43
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東日本大震災の発生から3月25日で2週間。地震後の大津波で壊滅的な被害を受けた東北地方太平洋沿岸の被災地では、道路や空港などを埋め尽くしていたがれきの山が徐々に撤去され始め、ようやく復興に向けた動きが出てきている。
道路の開通で救援物資なども被災地に届き始めた。しかし、道路が完全に寸断された避難場所で助け合いながら救援を待つ住民たちも依然多くいる。家族や家を失った被災者たちの復興への闘いはこれからだ。
■「一刻も早く」…仮設住宅めぐる思い
東日本大震災で被災した人の仮設住宅は、大きな津波被害や被災地が広いことなどから、阪神大震災と比べると建設が遅れている。避難所で不自由な生活を送る人は3月24日現在、約25万7000人(警察庁集計)。「一刻も早く」「(津波のない)高台に造って」「復興のため市街地に」「集落ごと移りたい」などと被災者の思いは多様で、仮設住宅は早期着工に加え、場所や質も課題となりそうだ。
阪神大震災の際、兵庫県で最初の仮設住宅が着工したのは、発生3日後の1995年1月20日。津波がなかったので沿岸部の土地も使い、最終的に兵庫県は学校のグラウンドや公園などに約4万8000戸を建設した。
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