当初は、被災地を除く、東京電力管内全域が、計画停電の対象になると聞いていた。
実際に、そのように、計画停電が実施されていると思っていた。
しかし、東京23区や対象になっていない市がある。
計画停電対象地区に、勤務地や住まいがある人は、仕事や生活にも支障が出て、交通も不便になり、大変な苦労と忍耐を強いられている。
それなのに…。
今朝の朝日新聞に掲載されている、東京電力のインタビューを読んで、憤慨した。
『23区は原則、対象外になっています。人口が密集しており、鉄道の運休や信号機の消灯があると、社会的影響が大きいためです』。
不公平との声があることも認識していて、どういう形がよいか引き続き検討していきます…と言うが…。
東京電力の言い方だと、人口が密集していない地域は、電気を消しても社会的影響がないということか。
現在、対象になっていて、計画停電が実施されている地域では、既に、社会的影響が大きく出ているのに。
私達は、社会的影響を受けながらも、計画停電をしている上に節電もして、頑張っている。
その現実を、東京電力はわかっているのか。
あと、いつの間にか、東京都武蔵野市・西東京市全域が、計画停電の対象から外された。
その理由が、『JR東日本や西武鉄道の変電所があり、鉄道の電力供給を優先させるため』、だと言う。
鉄道の変電所がある地域は、たくさんあり、計画停電の対象にも入っていて、計画停電実施中は、電車が運休する。
武蔵野市と西東京市に変電所があるから…と言う理由は、23区内の電車を止めないため、というように聞こえる。
この、不公平停電、早急に検討し、今からでも対象外の地区を対象地区に入れるべきだ。
引き続き検討していく、ではなく、すぐに対応策を考えなさい。
皇居や東宮御所でも、自発的にブレーカーを落とし、皇室の方々も電気のない生活を一日に数時間、されているという。
被災地のこと、原発のことを考えると、どんなことでも我慢できるし、出来る限り協力はする。
しかし、不公平な扱いは許せない。

