口蹄疫初期の通報遅れなど管理が不適切だったとして県から改善指導を受けた畜産会社「安愚楽(あぐら)牧場」が18日までに県に文書で改善策を報告した。
県畜産課によると、社内連絡体制の整備や家畜伝染病予防法を学ぶ研修▽専属で1人しかいなかった獣医師を外部を含め3人体制にする--ことなどが報告された。川南町の農場は夏をめどに再開を目指しているといい、県は地域との連携を求めるなど指導を続ける。
また、移動制限区域内で県の承認なしにふん尿を移動させた養豚会社も県の指導に対し、改善策を報告した。
毎日新聞 2011年3月20日 地方版