[事件]ニュース トピック:食の安全
【放射能漏れ】「振り回された」「数日分は備え」都内ペットボトル争奪戦
2011.3.24 22:11
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母親たちの井戸端会議も水の話題で持ちきりだ。
7歳、6歳、4歳の3児の母、倉又明巳さん(30)は、前日の夕飯を「うどん」から「焼きうどん」に変更した。「子供たちの口に入る(水の)量をなるべく減らしたい」と話す。2児を通園させる飲食店勤務の武士いずみさん(23)は前夜は子供を風呂に入れず、体をふくだけにとどめたといい、「正確な情報がなかなか入ってこない」と不安そうに話した。
■区も対応苦慮
区の関係者も少ない情報に苦慮した。
台東区に都が提供したペットボトル入りの水が届いたのは24日午前10時前。すぐに区の公式ホームページに配布場所を掲載し、広報車を区内全域に走らせた。担当者も「何しろ初めての事態。その上、準備時間がほとんどない」と話す。
港区は都が配布したペットボトルとは別に、独自に備蓄している飲料水を配布した。区の担当者は「都の提供がいつになるか分からない。頼ってはいられない」と疲れた様子だったが、この日午後には「摂取を控える必要はない」状態に戻っていた。
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