最終更新: 2011/03/25 06:23

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福島・いわき市の小名浜港に福島第1原発の作業員ら9人が到着 「海王丸」で休憩へ

福島第1原発で作業を行っている作業員らが、いったん休憩などを取るために用意された福島・いわき市の港に着いている「海王丸」に、作業員ら9人が到着した。
小名浜港には、福島第1原発で震災発生直後から復旧作業を続けていた作業員ら9人が、21日午後5時半現在、到着している。
21日は、このあとさらに10人ほどが到着するという。
午後4時10分ごろ、まず第1便として6人が、その30分後に2人、さらに1人と、これまで男性9人が到着している。
手にはわずかな食料やタオルなどをビニール袋に入れて持ち、震災直後から作業を続けてきた疲れの見える表情、ひげも濃く残ったままで、恐怖と戦ってきた極限状態を物語っていた。
被ばくに関するスクリーニングを受けたあと、第1原発で作業をしていた人は、「最初に比べると、落ち着いた状態になってきたというふうに考えています。電源の復旧作業など、そのあたりに従事していました」、「ずっと24時間、復旧作業に対応してまいりました。大変ご迷惑をおかけしたと思っています。最大限、復旧の方に素早く取りかかりたいと思っています。国とか消防庁の方々に支援をいただきまして、原子炉の冷却の方には十分寄与できて、助かっていると感謝しております」と話した。
「海王丸」には、食事もしっかりと準備されていて、2週間分の食事は備蓄されているという。
携帯を持っていた作業員は、「やっと家族に連絡ができる」と話していた。

(03/21 17:42)


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