車いすの司会者として活躍
自主企画の「歌謡ショー」で柳川リハ病院を慰問
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柳川リハビリテーション病院で治療した村塚さん 「けがや病気と闘う仲間に元気をあげたい」 |
柳川リハビリテーション病院 |
5月31日、柳川リハビリテーション病院(井上明生病院長)で、かつてリハビリ治療を受けた電動車いすの司会者、村塚純一郎さん(54)=佐賀市金立町・佐賀整肢学園オークス入園=が企画した「歌謡ショー」が同病院で催され、入院の仲間や職員の人たちに披露し、喜ばれました。
村塚さんは若いころから関西方面で歌謡ショーの司会業を続けてきました。佐賀県唐津市出身で、同郷の故・村田英雄さんの司会も務めたことがあり、プロダクションも経営していましたが、97年交通事故に遭遇。頚椎損傷で手足が不自由となり、手術を余儀なくされ、治療のため気管を切開。このため持ち前の声が出なくなりました。だが気丈な村塚さんは「なんとか元の声を取り戻したい」「以前のようにマイクを握りたい…」 と一念発起。翌年、柳川リハビリテーション病院に復帰を目指して入院。病院スタッフの熱意と、村塚さんの志気が相俟(あいま)って1年1カ月、努力が実り、司会者としてマイクを握ることができるようになりました。「周りの温かい手に支えられたお陰です」と村塚さん。
歌謡ショーは「久しぶりの柳川だから“帰郷”がテーマ」とマイクを握り、支援に駆け付けたメンバーを紹介。ゲストのビクターレコード所属、京舞香さんのパンチのきいた「望郷じょんがら」でオープニング。仲間たちの歌も含め、第1部から第3部まで、約20曲が村塚さんの司会で次々披露され、約350人で埋まった会場は、一曲ごと盛んな拍手が送られました。
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《酒井徹雄神経内科部長が世界を動かす6万人に選ばれる》
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高木病院
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世界人名年鑑の中でも最も古く、権威のある「Marquis
Who's Who in the World」2003年版に、柳川リハビリテーション病院神経内科部長の酒井徹雄博士が登録されていた事が分かった。
この「Who's Who in the World」は、政治・経済・芸術・スポーツ・科学など、あらゆるジャンルから選ばれるもので、世界を動かしている6万人が登録されている。この中にはブッシュ米国大統領や小泉首相、ノーベル賞受賞者などが含まれている。
酒井徹雄博士は1983年、それまでポルトガル人にしか遺伝しないといわれていた遺伝性脊髄小脳変性症のMachado-Joseph病が日本人にもある事を報告、世界の注目を集めた。この報告以後、日本はもとより世界各国からMachado-Joseph病の報告がされており、現在では世界中で最もポピュラーな遺伝性脊髄小脳変性症であることが分かっている。酒井博士はその先鞭(べん)をつける貴重な報告をし、その後の遺伝子座解明(日本人研究者により1994年に分かった)のきっかけをなした。
今回の「Who's Who in the World」への登録は、酒井博士の偉業と国際Machado-Joseph病のワークショップ開催の推進、治療薬開発研究が評価されたものと思われる。
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