社会

二井知事“埋め立て法の解釈を国に確認”
(山口県)
福島第一原発の事故を受け埋立工事が中断している上関原発の建設問題で、山口県の二井知事は原子炉設置を許可する前の埋め立てに疑問を示し今後国に対し埋め立て法の解釈を確認していく方針を示した。福島第一原発で続く深刻な事態を受け県は13日、中国電力に対し上関原発の準備工事については極めて慎重に対応するよう要請し中国電力は埋め立て工事を一時中断している。二井知事は「今回の事故を教訓にしながら国も県も上関町も事業者もしっかりと考えていかなければならない」と述べた。二井知事は24日の定例会見でこのように述べ県としては6分野21項目の知事意見をさらに追加すべきかどうか検討するとともに埋立法の解釈が現在のままでいいのか国に問い合わせる考えを示した。現在の国の解釈では、原子炉の設置許可が出る前でも埋め立て免許を出すことが可能となっているが二井知事は今回の事態を受け「埋め立てはしたが設置許可が出なければどうなるのか」と設置許可前の埋め立てに疑問を示している。〆
[ 3/24 19:40 山口放送]