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窃盗:気仙沼信金で4000万円盗難 津波で店内浸水

 22日午前9時半ごろ、宮城県気仙沼市松崎片浜の気仙沼信用金庫松岩支店の男性行員から「金庫が荒らされた」と110番があった。地震の津波で店内が浸水し、金庫室の電子ロックが外れており、中の現金約4000万円が盗まれていた。県警が窃盗事件として捜査している。

 県警捜査3課によると、19日午前には異常がなかったが、22日午前9時半に行員が確認すると紙幣がほぼすべてなくなっていた。店舗は津波で壊滅し、骨組みだけが残っている状態だった。県警によると、11日の震災以降、出店荒らし39件▽空き巣26件▽ガソリン抜き取り16件▽ATM(現金自動受払機)からの窃盗2件--など、災害に便乗した犯罪が多数発生。被災地の街頭パトロールを強化している。【鈴木一也】

毎日新聞 2011年3月22日 20時14分

 

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