福島第一原子力発電所4号機で、東京電力が手配した場所を絞って大量の水を注ぎ込める特殊な車両で、使用済み燃料プールに注水する作業が午前10時すぎから始まりました。
この特殊車両は、横浜市の会社が所有し、高層ビルの建設現場などでコンクリートを流し込むために使われているポンプ車で、50メートルを超える長いアームを使って、離れた場所から狙った所に大量の水を注入することができるということです。東京電力によりますと、22日は3時間程度作業を行い、およそ150トンの水を注入しました。23日も3時間程度の作業を予定しているということです。また、経済産業省の原子力安全・保安院によりますと、3号機の使用済み燃料プールでは、東京消防庁が午後4時ごろから2時間程度、放水作業を行う予定だということです。