 写真:見性寺山門(上)・山門の句(右)
 写真:大頂寺 |
多くのお寺が建ち並ぶ寺町。その町並みを歩くだけでも歴史を感じます。数ある中から「見性寺」と「大頂寺」を紹介します。
【見性寺】
別名を蕪村寺といい、俳人与謝蕪村が3年間(39歳〜42歳)滞在し、ここを根拠として俳句のみでなく画業にも励み蕪村画大成の基礎をつくった。境内の蕪村の石碑には『短夜や六里の松に更けたらず』と刻まれている。
【大頂寺】
宮津藩主本庄家菩提寺・文化財指定本庄家御霊屋の寺丹後・与謝霊場第18番札所。山号を宝徳山とする浄土宗の寺で本尊は阿弥陀如来。
桂昌院(三代将軍家光の側室・五代将軍綱吉の御生母)の御生家が本庄家であったことから徳川将軍家とは姻戚関係にあたり、日光東照宮を小さくした御霊屋を造り、桂昌院の御位牌・御念仏・本庄家歴代城主の御位牌を祀る。内部は天井から床まで黒漆塗りで、荘厳に仕上げられ、飾り金具には本庄家の家紋の「継ぎ九つ目」が打ち出されている。
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