2009年2月28日更新 記者 おとなっち  携帯版はこちら 


「竹中ショック」とは何ですか?

竹中ショック???日本を代表する経済学者「竹中平蔵」さんの名前が使われているのは何となくわかるのですが・・・一体どんなショックだったのですか?

経済の舵取りは本当に難しい・・・ 

このお話を語る前に、第82代~83代の内閣総理大臣だった橋本龍太郎さんのお話を簡単に書きたいと思います。

橋本さんは1996年1月から1998年8月までの間、日本の総理大臣を務た人物です。しかし、1997年の終わりごろから金融機関の貸し渋りにより経済が大混乱したのです。

それは、金融機関に対して「自己資本比率」の強化を訴えたからです。自己資本比率とは、「自分達のお金」と「人様のお金」を足した総額を「総資本」というのですが、総資本に占める「自分達のお金」の割合を高めなさいよ!ということです。

金融機関 「やベー事になった!自分達のお金が手元になければ営業ができなくなる ど~すればいいんだ(??) そうだ、貸したお金を返してもらおう!!」

中小企業などにお金を貸さなくなっただけではなく、貸したお金を強引に返してもらおうとする金融機関が出てしまい、お金の流れが止まったので経済が大混乱しました。

そして、本題の竹中ショックです。
竹中さんの持論の一つに「銀行の自己資本の充実」がありました。そして、2002年9月に柳沢金融担当大臣が更迭され、小泉総理が金融担当大臣指名したのが竹中さんだったのです。

さらに、金融戦略のプロジェクトチームを作り、木村剛さんという竹中さんと同じ考えの人を迎え入れたのです。

投資家 「やべー事になった 自己資本に対して厳格な姿勢で金融改革を行おうとしているぞ・・・これは本気だ! このままじゃ橋本内閣と同じように貸し渋りに発展して経済は大混乱になるかもしれない」

竹中さんが金融担当大臣に就任した事を受けて、株価が暴落してしまいました。特に金融機関の株が大きく下がりました。これを竹中ショックといいます。    次のレポート


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