お足
【意味】 お足とは、お金。ぜに。
【お足の語源・由来】
お足は、もとは女房詞。
お金はあたかも足が生えているかのように行ったり来たりすることから、お金を「足」にたとえ、女房詞なので接頭語の「お」が付いて「お足」となった。
中国晋時代の『銭神論』にある「翼なくして飛び、足なくして走る」からともいわれるが、女房詞は自然に発生したものばかりなので考え難い。
『銭神論』を直接の語源とせず、日本の「お足」と『銭神論』の「足」は、同様の発想から生じたと考えるのが妥当であろう。
なお、旅費などをいう「お足代」の「足」は車など交通の手段を指しており、お金そのものを指す「お足」と関係するものではない。
【関連語】
| 赤字(あかじ) | 足・脚・肢(あし) | 泡銭(あぶくぜに) |
| 円(えん) | お年玉(おとしだま) | 金(かね) |
| 金に糸目をつけない | 為替(かわせ) | キャッシュ |
| 銀行(ぎんこう) | 車(くるま) | 現ナマ(げんなま) |
| コイン | 香典(こうでん) | 小切手(こぎって) |
| コスト | 小銭(こぜに) | 財布(さいふ) |
| 銭(ぜに) | 大枚を叩く(たいまいをはたく) | 駄賃(だちん) |
| 旅(たび) | チップ | チャリ銭(ちゃりせん) |
| 手当て(てあて) | 手形(てがた) | 虎の子(とらのこ) |
| 端金(はしたがね) | バンク | 臍繰り(へそくり) |
| ボーナス | マネー | 目腐れ金(めくされがね) |
| 利息(りそく) |