［エンタメ］【サブカルちゃんねる】アニメ「これはゾンビですか？」シリーズ構成　上江洲誠さんインタビュー＋（3/4ページ）（2011.3.7 11:00）

　原作の第１巻を、アニメでは６話も使って描いたのも、テレビシリーズとして見る人を引きつけるための工夫だ。「じっくり見せたいという、監督の金崎貴臣さんの希望もあって、見つめ合ったり、沈黙するような場面も、カットしないで描くようにしました」。硬軟だけでなく緩急もつけ、それでいて最後の落ち、次への引きも考える。シリーズ構成の仕事が、演出や作画とマッチして、面白い作品が生まれる。

　■オリジナル作品への関心

　脚本家としても活躍する上江洲さんだが、大学を普通に卒業して今の仕事に就いたわけではない。「なにも考えないで、その日暮らしをしながら、ネットで文章を書いていたら、ある時、有名な脚本家の目にとまって、いっしょにやらないかと誘ってもらいました」