こころの宇宙

カウンセラーのほっこりダイアリー

セーラームーン

2009-02-10 18:26:46 | Weblog

 「あの動きって難しいんだよなあ

娘と一緒にNHK教育番組の「お母さんといっしょ」を見ながら思わずつぶやく。

「お母さんといっしょ」には「グーチョコランタン」という着ぐるみ人形のキャラクタ

ーたちが活躍するコーナーがある。

 そのキャラクターの動きを見ながらしみじみ思う。

 着ぐるみを着て、見ている人を楽しませるには、かなりのオーバーリアクションと

ともにしっかりとしたメリハリがいるのだ。

 

 私は昔セーラームーンの着ぐるみのバイトをしたことがある。

(厳密にはセ−ラームーンのお姉さん格にあたるセーラーマーズをした)

セーラームーンは当時ちびっこ子たちに大人気のキャラクターだった。

そのセーラームーンのショーを和歌山、高知、兵庫と巡業してまわったのだった。

年末、年始のバイトであったため、実入りが良いために選んだのだ。

 

 学生時代、演劇部にいた私は、人前で芝居をしたり、踊ったりすることに抵抗は、

なかったが、着ぐるみを着て演じたことはなかったので、実際やってみると、はたで

見ているほど簡単なものではないことに気づいた。

巡業の参加者は、着ぐるみのプロであったり、バイトにしても着ぐるみ歴の長い

つわものばかりだったので、私は密かにあせった。

 

 参加者は皆プロ意識の高い人たちばかりだったので、ショーが始まるぎりぎりまで

私たちは練習していた。(建物の裏の空き地とかで・・・・)

本番前、少し緊張でどきどきしたが、ショーがはじまると、ちびっ子たちの

熱狂的な声援を受けながら、楽しく私たちは、演じ、踊り、

「月に向かっておしおきよ!」

といってポーズを決めた。

 

 セーラームーンのあこがれの王子さまの着ぐるみに入っていたのが、

たこ坊主のようなおやじだったので、もし、これがばれると子どもたちは

さぞかしがっかりするだろうなあと余計なことも考えたりした。

 

 この楽しい体験で習得したセーラームーンの決めポーズや振りは、どこかにいか

せないものか・・・・と考えていたが、のちに音楽療法専門学校の生徒になったとき

発表会で障害者の子どもたちに集まってもらったが、再びセーラームーン姿で歌

って踊ったのが大受けしたのでとても嬉しかった。

(この時は着ぐるみではないので、見ようによってはかなりサムイのだが、みんな喜

んでくれたので、それで良しとしたい

 

 あれからセーラームーンは終わり、今やプリキュアの時代になってしまった。

娘に、「ママね、昔セーラームーンやったことあるのよ。」と言ってみても

セーラームーンを知らない娘には何の自慢にもならないのが残念だ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 「growing & healing room ♪Knonn〜カノン〜」

                 http://www.kokorospace.net/

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