引っ越しのバイト翌日には二日間の着ぐるみのバイトである。場所は前回と同じ、そしてキャンペーンも同じ、但し今回は「メリー★」のうさぎちゃんである。
実は引き続き前回のメンバーでやることになったのだが、現場の店舗の担当者からの推薦だったのである。「売上良かったから、是非あのコンビにお願いしたい、なんなら毎日でも」と言われたそうなんである。いや、あの・・・うー・・・プレッシャー・・・
まずは前回同様、HPで「メリー★」情報をゲット。しかしうさぎの具体的な情報はあまり得られなかった。それでもスクリーンセーバーをダウンロードし、うさぎの動きをチェック!それからこのうさぎのキャラクターはどうやら名前が「うさぎちゃん」らしい・・・そのまんまやないか。
いよいよ現場に到着。ダンボールにもしっかり「うさぎちゃん」と書かれてあった。大きなダンボール箱から、拉致されたうさぎちゃんを救出!うさぎちゃんとご対面。驚いた・・・なんとこのうさぎちゃん、ピッカピカの新品である様子!傷一つない。いままで数多くのキャラクターを着用してきた私だが、新品を着用するのは初めてである。真っ白のふわふわ。嬉しさの反面傷や汚れに対するプレッシャーがかかる。・・・ま、しょうがないよね、お子さま相手だもん、と開き直る。
着用してみた。無臭だ!これから、数多くの方がこの着ぐるみを着用することになる、その輝かしい第一歩を、確かにRokkaが刻んだのだ。
全身白い毛で覆われた着ぐるみ。それ以外にはなんの特徴もない。要するに、タダの白い兎と思われるのだ。「ほら、大きいうさちゃんが居るよ」「あ、ミッフィー」と声をかけられる。メリー★のうさぎだと分かってくれた人は「あ、メリーちゃん」と声をかける。多くの人に「メリーちゃん」と呼ばれた。もう、いっそ改名(命名)して「メリーちゃん」にしたらどうだろう、と思うほどに。
着心地としては、前回のビオ★ママよりは動きやすいのだが、頭のバランスが悪い。着るとき油断すると、ごろんと首が取れそうになる。
それと耳があちこちぶつかるので、天井の障害物を避ける為、低い姿勢になる事があった。
それから、首のあたりがどうもスカスカする。これ、下から覗いたら見えるんじゃないだろうか・・・と不安に思っていたが、案の定、前回以上に、「あ、人が入っている!」と言われ、中を覗いてくる子どもが多かった、ホントに。しょうがないじゃん、人が入ってなかったら、何が入ってるって言うんだよ!と後半は開き直った・・・。中にはしっかり覗いたはずなのに「男だったよ」と誰かに報告する子どもまで・・・何見てんだよ。
そして熱い!なんてったって、毛である、毛皮着てるようなものである。30分を越えると、ウルトラマンの胸のランプのように、背中をツーっと汗が流れ始めるのだった。
夏は夏で大変だが、冬場は着ている間は熱く、汗をかき、脱げば寒くなりの繰り返しで、風邪を引きそうだ。
子どもの反応は、というと、前回にくらべ、長くくっついている子どもが多かった。中には大きさに驚き、怖がって泣き出す子もいたのだが。まだしゃべることも出来ない子どもを親が連れてくる。「ほらー、メリーちゃんだよ」子どもは無反応だったり、泣き出したりして、親は「あー、まだだめか」とあきらめる。
「ほら、怖くないんだよ。大丈夫だよ」とまるで、度胸試しか、大人になる儀式のようでもある。
よちよちとちょっとずつ近づき、しばらくぼーっと見、慣れてくると触ったり、抱きついてきたりする。そして慣れてしまうと、そのままくっついて離れなくなる。親が「もう帰るよ」と呼びかけても、離れない。中に入っている方としては「お、おい、おいていかれるぞ・・・」と心の中で呼びかけた程。ちょっと視界から消えて、しばらくすると視界に入ってくる子どももいて、「うわ、この子まだここにいたんだ」と思うこともあった。
くっついて離れないわが子を見て、「手触り布団だもんな」と妙に納得された親もあった。そう、手触りがフワフワで気持ちいいんである。だからくっついて離れたくなくなる、魔性の魅力を持つ兎「メリー」。かなり魅力的である。
中には小声で話しかけてくる子ども。「一緒に行こうよ、ね・・・いいだろう」と手をぐいぐい引っ張って連れて行かれそうになった。「ゆ、ゆうかいされる・・・」と思ったので、一緒のバイトメンバーに助けを求めた。
というわけで、今回の着ぐるみ体験も楽しませていただきました。
売上の方は・・・なんとか前回を上回れたようで、ほっと一安心。
次なる着ぐるみとの出会いを心待ちにするRokkaなのでした。
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ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

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