happyの匂い

ただいまハリウッド48時間ダイエット中ののりじぃです。2日間果実ドリンクだけで過ごすという短期ダイエット　過去にチャレンジした際は2キロやせました　今日は1日目。いたって変化が見られません　このままじゃまたネタになって終わりそうです　夏を前にして、人並みに焦っているのりじぃです。少しでも変化させようと、腹にサランラップ巻いて寝たら、変なボツボツができたのりじいです。かくなる上は、今シーズン、いきなりのぽっちゃり系ブーム到来を本気で願うのりじぃです。



本日は、昨日に引き続き、派遣のお仕事してきました★
という訳で2日続けてのお仕事ネタをアップ致します♪



3日前、登録している派遣会社の方から、「急遽、人が足りなくなったので、日曜日にバイトをしてもらえませんか？…着ぐるみなのですが。」というメールが来た。


ちょうど、就職活動が立て込んでいるので、丁重にお断りしようと思った私。　しかし、最後の一文で一気に気が変わった。そう、今回は着ぐるみの仕事なのだ。かねてから私は着ぐるみバイトをしてみたいと思っていた。　噂で「着ぐるみは体力勝負。かなりきつい」と聞いていたが、結局の所、子どもと戯れる事でお金がもらえるのだ　　子ども好きの私にとって、大変興味のある仕事であった。メールで、…という記号を用いているあたりに、相当のためらいが感じられたが、私にとって着ぐるみバイトという情報はプラスに働いた　すぐに「やります」と返信をする。私の反応が思ってもみなかったもののようで、大変喜んだ先方さん　　早速着ぐるみの写真を送ってきた







カワイイ！！　この写真をご覧になった大抵の方がそう思うのではないか。　これはしゃがんだ姿らしい。前々から興味のあったきぐるみバイトを、急に体験する事ができるようになっただけでなく、こんなカワイイものを着れるだなんて、私は幸せである。




同じメールで、立ち姿の写真も共に添付されていた。









悪くない。


どうやら、彼はアザラシらしい　　名を「ぱらちゃん」という様だ。　　プロフィールによると、父、母、弟の4人家族で、彼女もいる　さすが彼女もちだけあって、なかなかのハニーフェイスである。　私が考えるに、彼女はおそらく年上であろう　しかしながら、このぱらちゃん、なかなかどうして眉毛はりりしい。甘さの中に渋さも感じられる顔立ちから、只者でない予感がした私。さらにプロフィールを読むと、彼の親友として挙げられていたのは鯨であった。　アザラシに生まれながら、鯨の親友を持つぱらちゃん。やはり只者ではない。初めてのきぐるみバイトで彼になれるなんて光栄である　彼の風格に恥じない仕事をしなくてはとプレッシャーすら感じてしまう。



こんなに可愛いきぐるみを着れるなら、無条件に子どもはよってくるだろう。子どもに囲まれ、人気者になれるだろう日曜日を想像しニヤケル私であった



そして、当日。
いよいよ、彼になる日が来た。
倉庫の大きなダンボールの中に、彼はいた。
ゆっくりダンボールをあけると、中には白光する彼の姿が見える。



今から、これに入るのである。
丁寧に掴み、そっと足をいれる。
手を差し込み、後ろのマジックテープも止めると完了だ。



長男で彼女持ちでハニーフェイスで鯨が親友のぱらちゃん。
私はついに彼と一体化した
これで、私は子どもに大人気間違いない
テンションは最高潮！　そして、自分の勇姿を一目見ようと、私は全身鏡の前に立った。





































　何か違いますから！！（￣△￣；）！！


















ハニーフェイスにりりしい眉毛。たしかにぱらちゃんだ。…ぱらちゃんだった。
でも、




足生えてます。



その足、足長すぎです。



てか、顔の下から足生えてます。










久しぶりに落胆という心境を味わった　これぞ、がっかりである。
確かに、送られてきた写真には、正面のものがなかった。立ち姿写真も、上手い具合に子どもに隠れているのである


さらに、163センチという若干高めの私の身長が事態を悪化させた。163センチといえば、幼児期の子どもにとって見ればはてしない高さであろう。ただでさえ見たことのない生物体、そこに巨大ときた。もはや恐怖以外の何者でもない。当然、泣き叫ぶ子どもも多数いた。いかに子どもの柔軟力といえど、こんな顔魔人を受け入れるのは至難の技であろう。


子どもに好かれるために必死にパフォーマンスをするも、とにかく手が短い。右手と左手がくっつかないのである。童謡などで手遊びをしようと思っていたのだが、これでは断念せざるを得ない。　結果、出来たのは、あややの「ズバッと！」と、「アホの坂田踊り」のみである。当然子どもに理解してもらえるはずもなく、私の自己満足で終わった


こうして、私の小さな夢であった「きぐるみバイト」のデビュー日は、生涯で一番子どもに嫌われた日となった。きっと今後も破られる事はないだろう



昔、家族で福島旅行をした際、鬼婆をモチーフにしたバッピーちゃんというマスコットと対面し、当時3歳だった妹が泣き叫んだという記憶がある。当時は「鬼婆のキャラクターなんて無謀すぎるよ」と笑っていたが、まさか自分が泣き叫ばれる立場に回るとは思っても見なかった。

そもそも、アザラシを直立させるという発想が斬新すぎたのだと思う。普段寝そべっている動物な事はもちろん、足すらない動物を立たせるという企画に無理があるような気がしてならない。元々が可愛いキャラクターなだけに残念である。もしかしたら、以来メールで「…」というためらいを見せていたのは、これが原因ではないか？とすら思ってしまう私であった。



しかしながら、一部の幼児にはバカウケしていた事もまた事実である。「可愛い〜」と叫び抱きついてくる幼児達。もしかしたら、私に芸術を理解するセンスがないだけなのかもしれない。まさに裸の王様。大人になってしまった私が、余計なものに目を囚われているだけなのかもしれないのだ。


とにもかくにも、やっぱり只者ではなかったぱらちゃん　キャンペーンはまだ続いているので、もしどこかで見かける事があったなら、暖かい目で見守って欲しいものである


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