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'11/3/24

海洋資源調査船が進水 下関

 新しい海洋資源調査船、白嶺(6200トン)の命名・進水式が23日、下関市の三菱重工業下関造船所江浦工場であった。深海の異なる地形に対応する2種類の掘削機器を、日本の調査船で初めて同時に搭載。来年2月から、レアメタル(希少金属)など海底鉱物資源を探査に入る予定。

 全長118・3メートル、幅19メートル。最大70人が乗り込む。傾斜などがある深さ2千メートルまでの海底を400メートル掘削できる1機と、平らな深さ3千メートルまでの海底を50メートル掘れる1機の2種類の掘削機器を備える。

 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構が、1980年就航の第2白嶺丸の代替船として建造費300億円で発注。機器の搭載や艤装(ぎそう)を経て、来年1月に引き渡される。

【写真説明】進水する海洋資源調査船、白嶺



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