ジュネーブモーターショー2011

【ジュネーブショー続報】Lamborghini社、CFRP製キャビンの「 Aventador LP 700-4」を発表

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2011/03/07 16:39
林 達彦=日経Automotive Technology
図1◎「 Aventador LP 700-4」
図1◎「 Aventador LP 700-4」
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図2◎CFRP製ボディ、プッシュロッド式サスペンションを採用
図2◎CFRP製ボディ、プッシュロッド式サスペンションを採用
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 イタリアLamborghini社は2011年3月1日、「Murcielago」の後継車となる「 Aventador LP 700-4」を発表した。最高出力515kW(700PS)となるV型12気筒エンジンをミッドシップに搭載した4輪駆動のスポーツカー。
 
 これまで同社のフラグシップであったMurcielagoが鋼管スペースフレーム製のボディであったのに対し、AventadorはCFRP(炭素繊維強化樹脂)製のキャビンを採用し、前後をアルミニウム合金製のフレームとした(関連記事)。これに新設計のエンジン、AMT(Automoted Manual Transmission)を組み合わせ、サスペンションもフォーミュラカーと同様のプッシュロッド式とした(関連記事)。
 
 車体寸法は全長4780×全幅2030×全高1136mmと従来のMurcielagoよりも170mm長くなっている。一方、車両質量はCFRP製キャビンなどの採用で約90kg軽い1575kgに抑えた。
 
 エンジンはボア95×ストローク76.4mmのショートストローク型。従来のMurcielagoの最高回転数は8000rpmであったが、今回8250rpmに高めた。スタートから100km/hまでの加速は2.9秒で、最高速度は350km/h。
 
 変速機はシングルクラッチの7速AMTで、同社では「ISR(Independent Shifting Rods)」変速機と呼ぶ。特徴は変速時間が短いことと、質量が軽いことだ(関連記事)。ISR変速機は質量が70kgとDCT(Dual Clutch Transmission)と比べて大幅に軽量という。
 
 Aventador LP 700-4の1号車の納車は2011年晩夏になる予定。

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