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雑草からも高濃度セシウム 福島・汚染土壌の近く

2011年3月24日13時5分

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 文部科学省は24日、雑草や海水などの放射能汚染の測定結果を発表した。前日までに福島県飯舘村の土1キロからセシウム137が16万3千ベクレル(放射能の単位)が検出されたが、近くの雑草の葉から、約8倍の値にあたる124万ベクレルが検出された。

 雑草は第一原発から北西約40キロ地点で、21日昼ごろ採取した。文科省によると、試料の採取法や採取場所が違うと風向や地形によって数値に差が出るという。同省は「土や雑草の濃度基準はないが、農作物への影響など分からない点もあり、今後の推移を監視していく」という。

 原発から沖合約30キロの海水調査では、8カ所中3カ所でヨウ素が基準値を超えた。最高値は基準の1.9倍の76.8ベクレル。原子力安全・保安院は原発の放水口南側約330メートル付近の海水から、ヨウ素で基準の147倍にあたる濃度が出たと発表した。いずれも海水は23日に採取された。

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