<< 2011年03月 >>
123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031

東京電力社員の決死のアピール ニュース記事に関連したブログ

2011/03/19 07:17

 

 菅直人首相が「東電のばか野郎が!」と怒鳴り散らしているそうです。

 

 確かに東京電力のミスや不手際、誤算は非難されるべきでしょう。

 しかし福島の原発危機がここまで悪化したのは東京電力だけの責任なのか。

 

 東京電力の現場の人たちは少なくとも生命を賭けて復旧作業にあたっています。

 

 そんな東京電力の人たちの苦闘も理解してほしいと訴える東電社員のアピールが広範に流れているようですが、私のところにもきちんとした立場の人から送られてきました。

 

 このアピールは発信者の実名や東電社員としての立場も明記されています。この女性社員はいま危機に面した福島第一原発にすぐ南にある福島第二原発の所員だそうです。

                 (福島第二原発)

 福島第二発電所は第一発電所と同じような被害にあいながら、みごとに活動を完全に停止し、安全な状態となっています。これもこのアピールを世に発した大槻さんという女性社員ら東電の方々の必死の作業の成果でしょう。

 

 しかしこの社員が自分の名前を明らかにして、訴えを発表している点にはとくに敬意を表したいです。インターネットの覆面風習が広まるなかで、自分の主張の責任所在を明確にしたうえでの発信は、さわやかです。

 

 とにかくその訴えを以下に紹介します。

 できるだけ多くの人に読んでいただきたいという発信者の願いにも沿ったものです。

                        ======= 

 

 

今日の朝方 発電所から避難させられ福島の親戚の家で家族と合流しました

とりあえず私は無事です

 

お前だけは安全な所へと言われ泣きながら企業さんの車で発電所をあとにしました

 

本当にこのような事になってしまい本当に申し訳ありません

東電はすごく叩かれている

でも逃げずに命懸けで作業を続けているのも東電です

どうか非難しないで下さい

 

私も東電の社員として福島第二原発の所員として昨日まで現場対応に参加してました

大津波警報で夜中の3時足元も見えないまま死ぬ覚悟で海の目の前での復旧作業_

 

冷却機能のある機械は海側のため津波でやられてしまい なんとか復旧しようとみんなが必死でした

みんな疲労と戦いながら足を引きずりながら作業にあたっていました

冷却機能を復旧できなければ第二原発も第一原発のような爆発が起きていました

それを防いで全号機冷温停止させたのも東電です

発電所を見捨てて逃げれば こんな状況では済まされません

逃げずに立ち向かっているんです

津波の影響は想像を遙かに超えていました

地震だけであれば第一原発の爆発も起きなかったんです。

 

みんな自分の命を顧みず 停止する作業に全うしてます

多々噂があるけど避難勧告の圏外にいれば健康に影響ある程浴びる可能性は低いです

 

健康に影響がある程浴びるのは発電所で頑張ってる作業員のみんなです

殆ど寝ず食わずで現場に行っています

噂に左右されず 避難勧告圏外へ避難して外気になるべく触れないようにして下さい

 

彼氏は今もずっと発電所で夜勤を続けています

今はただ皆の安全を祈るしかできない

一番怖いのは発電所で作業している皆です

逃げずにそれに立ち向かっているのは東電と関係企業さんです

 

家族との連絡がつかない人もたくさんいるけど現場へ向かい作業してます

 

それだけは忘れないで下さい

一人でも多くの人に知ってほしい

悪用防止の為コピーではなくURL公開して下さい

発電所のみんなは逃げずに今も戦っています

住民の皆様には不安な思いをさせて大変申し訳なく思っています

誹謗中傷 覚悟の上で名前も載せます

皆を守る為自分の命と引き換えにに今も作業をしている人がいます

 

こんな状況ですが 自分の命を顧みず立ち向かっているみんなを見て

一緒に復旧作業に当たることができて 東電社員であること 福島第二原発所員であることを誇りに思います

 

東京電力

福島第二原子力発電所

電気機器グループ

大槻 路子

 

                          =======

                                     (福島第一原発)

 

 

カテゴリ: 世界から    フォルダ: 指定なし

コメント(41)  |  トラックバック(0)

 
関連ニュース
 
関連お題
 
このブログエントリのトラックバック用URL:

http://komoriy.iza.ne.jp/blog/trackback/2202628

コメント(41)

コメントを書く場合はログインしてください。

 

2011/03/19 08:31

Commented by koku さん

古森さま

この日記は、数日前に2ちゃんで拝見しました。

>健康に影響がある程浴びるのは発電所で頑張ってる作業員のみんなです

もし本当にそうなら、人員を入れ替えなくてはなりません。そういう判断がないのなら、無能な人間の言うことなど聞かず、さっさと逃げてください。

上の文では
「みんな疲労と戦いながら足を引きずりながら作業にあたっていました」
「殆ど寝ず食わずで現場に行っています」

となってますが、2ちゃんでは(オリジナルの日記と思いますが)

「みんな疲労と「空腹」と戦いながら足を引きずりながら作業にあたっていました」
「寝ず食わずで現場に行っています」

となってます。

 
 

2011/03/19 08:58

Commented by weirdo31 さん

産経のオピニオン欄に不定期連載ですが連載されている「次代への名言」(関厚夫編集委員)に、池部良さんが幹部候補生に抜擢されたても、気持ちは晴れないという手紙を読んだ父均さんが言い聞かせた言葉が紹介されていました。

「こうなったからには、部下の生死にも責任をもつべし」

父均さんは良さんには死ぬな、必ず生きて帰れと毎日のごとく手紙を出していたが、良さんが幹部に登用されると知ったとき、書き送ってきた戒めの言葉です。

それに引き替え、現代のわが国軍の最高司令官菅直人といい、「国防相」の北沢俊美といい、情けない限りです。なんですか、これ。

「首相と私の重い決断を、統合幕僚長が判断し、自ら決心した」

部下の統合幕僚長に責任を転嫁しています(転嫁できないのにね)。そのくせ、いい結果がえられたときは、首相と自分が決断したからだとちゃかり計算しています。

(注)幹部候補生とは、兵の中から(旧制)中学校以上の学歴を保持する志願者を選抜し、兵科および各部の将校または下士官に登用する大日本帝国陸軍の制度。(Wikipedia)

 
 

2011/03/19 09:13

Commented by su-mi さん

こんにちは。
事故当初から現場で作業している方々の状況は、だいたいこの手記に書かれてあるような状況であろうと、想像していました。

現場で奮闘されている皆さんを非難する人はいないと思います。

 
 

2011/03/19 09:52

Commented by moriyasu さん

こういう連絡があったんですか。
東電の現場の方は逃げるわけにはいかないし、自分たちで何とかしようと思っているに違いないと確信していましたが、裏付けられて安心です。
もちろん、まさに「命をかけて」の作業には頭が下がります。
自ら「原発の専門家」と自認するどこかの首相も国民のために首相を辞めて東電の契約社員となり、現場で働いたほうがずっと値打ちが上がると思います。
つまらん人事をして目をごまかすだけでなくて。
今頃、テレビにノコノコ出てきてどうするねん、アホたれ。
毎日テレビで状況を説明しろ、って国民の一人である私は思っています。
もしかして把握できていないから、スカタンなことを言ってるんでしょうか。
お前のような首相と一緒に死んでもいいという国民はいるとは思えないんですけど。

 
 

2011/03/19 09:59

Commented by hhonda さん

日本人系の科学者が素早く出来るこの原発の問題解決の方法を提案しています(CNN)
チェノビイルでとった最後の手段と同じ様に空から大量の砂を撒いて埋めてしまい其の上に分厚いコンクリートをどっさり撒い完全にカバーしてしまう事です。経験済みです。一刻も余裕はない。どうしてもあの施設は不能ですからそれしかありません。爆発する前にもう東電の人達に放射線を愛せない為に、あの40キロの地帯が不毛のならない為に。

 
 

2011/03/19 10:33

Commented by kuronekosann さん

大馬鹿野郎は菅直人でしょう。

>北沢氏は陸上自衛隊のヘリが17日に原発3号機に海水を投下した後、「私と菅直人首相が昨日(16日)話し合いをするなかで結論に達した」と政治主導を強調する一方で、「首相と私の重い決断を、統合幕僚長が判断し、自ら決心した」と述べた。

「政府」のすべき事はいっぱいあったのです。
原子炉への海水注入とか、アメリカへの支援要請とか…。
とっとと決めていれば良かったのです。


管が「政治主導」などと言って、現場判断の邪魔をしているから、事態が刻々と悪化しているのです。

早くこの事態が収まってくれる事を切に望みます。

でも、「電力供給」はすぐには解決しない問題なんでしょうね。

 
 

2011/03/19 11:05

Commented by weirdo31 さん

To hhondaさん
>日本人系の科学者が素早く出来るこの原発の問題解決の方法を提案しています(CNN)
>チェノビイルでとった最後の手段と同じ様に空から大量の砂を撒いて埋めてしまい其の上に分厚いコンクリートをどっさり撒い完全にカバーしてしまう事です。経験済みです。

チェルノブィルとは事情がたいぶ違っています。チェルノブィルの場合は核爆発で放射性物質が大量に飛散したあとの処理でした。

東電福島第1発電所のケースは、真水による冷却が不可能になっため水素爆発が起こり、放射性物質が漏れ出したのです。正常な冷却が不可能になると判断できた際、早期に海水を注入していれば、事態はここまで深刻化しなかったでしょう。

菅国土防衛最高司令官が「激怒」し、くどくどと弁解がましい繰り言を言うのは、核には詳しいんだと自負する自分が早期にそう命じたのに躊躇した東電幹部がという点にあるようです。

経営者としては、やはり経営責任として株主に莫大な損失をもたらすのではと躊躇するのは理解できます。

ここで最高司令官なら責任は俺が取る、国が面倒を見る!と声をあらげて命じていたら事態は変わっていたでしょう。

 
 

2011/03/19 11:17

Commented by gurigurimomonga さん

古森殿

そもそも2年前にIAEA警告か 米公電を基に英紙報道
  ↓
日本政府は警告を受け、原発の安全性を高める約束をしたという。
  ↓
麻生総理が原発安全対策予算を盛り込む
  ↓
枝野に仕分けされる
  ↓
民主党政権が今年2月に福島原発の延長使用を承認

民主党は責任を認めるべきでしょう。
初めから、海水注入をして廃炉にすればよかったのだ。
この政権では、日本に未来が来ないと思う。

 
 

2011/03/19 11:30

Commented by dpal451 さん

 古森様 こんにちは。

 現場を預かる者の責任感は大変なものだと思います。何があろうと自分達の職分をきちんと果たそうとする人達に敬意と誇りを感じるとともに感謝致したいと思います。

 今は関係者各自が自分の職分を果たすことでしょう。首相は首相の、大臣は大臣しかできないことがあります。やることに不安があるなら、しっかりと補佐役の意見や進言を聞いてほしいです。政治主導だといって官僚や専門家を遠ざけることだけはしないでほしいと思います。

 指導者は如何に現場が上手く機能するか、そして国民を鼓舞するかを考えてほしいです。そして核や原子力についてのアメリカの経験やノウハウを素早く現場に生かせるよう協力を要請してほしいです。

 人事について、レンホウ氏や辻元氏や仙谷氏の言うことなら、聞きたくないという人も多いはずです。批判する時間はありませんが、自身を率直に謙虚に詫びて誠心誠意尽くしてほしいと思います。

 
 

2011/03/19 11:39

Commented by 小野まさ さん

菅政権(=菅総理か?)が、人的被害収束を第一に考えず、
東電の「廃炉に至るホウ酸海水注入は不要+米軍援助不要」という初期判断を承認した以上、国民に対する主たる責任は菅政権にあります。
東電が社益に引き摺られた判断に陥りがちであることぐらい誰でも判ることで、これで「騙された」と思っているなら相当な馬鹿です。
次の支持率浮揚を狙った視察による作業遅延は、東電にも予想外でしたでしょう。明らかに事態の悪化に繋がっており糾弾されるべきです。その分だけ作業されている方達は健康被害を受けることになるのですから。

最初に間違った判断を承認し、自らの恣意で事態を悪化させ、悪化すると現場に責任転嫁し、それ以降は思い付きを口にしては実施判断は現場に丸投げ(北澤防衛相も加担)上手くいったら俺の提案、失敗したら現場の責任。

これらは全部記録&評価して、事態が収束してから、菅政権を断罪(既に断罪レベルのことは積み重ねていると思う)しなくてはなりません。「事態が収束したから良かったじゃないか」では、今後の指針にならないし、余計な被害に遭った人が浮かばれません。

 
 

2011/03/19 11:39

Commented by 古森義久 さん

koku さん

できるだけ多くのチャンネルでこの文書が公開されることが好ましいです。

匿名の場でも、実名の場でも

 
 

2011/03/19 11:41

Commented by 古森義久 さん

weirdo31 さん

リーダーの責任の取り方、身の処し方ですね。

 
 

2011/03/19 11:42

Commented by 古森義久 さん

su-mi さん

現場の人の立場に立って考えることも必要でしょうね。

 
 

2011/03/19 11:45

Commented by omodaru さん

現場の大変さと東電の本部の混乱ぶりは
こちらも見ていて辟易とします。
現場は大変なのでしょうがそれを東電本部で
現場を支えている様子が無いのです。

今になってJビレッジ担当の常務を福島県庁の常駐にし
お詫び行脚を始めました。社長は一度も見かけません。

しかも、現場の人間は放ったらかしに近く
頼みは自衛隊、消防、メーカー、下請けと社外の人間ばかり
初期対応を見ても危機管理も殆どないように見えました。
東電の対応に疑問をもつなというが
難しいのではないのでしょうか?

それと同時に菅政権の対応能力の無さにも
辟易としていますけどね。

 
 

2011/03/19 11:47

Commented by 小野まさ さん

> 地震だけであれば第一原発の爆発も起きなかったんです。

油断禁物ですが、地震自体に対しては建築物は見事に耐えましたね。
東京がビル倒壊で混乱していたら被災地救助も原発対応も相当に遅れていたでしょうから不幸中の幸いです。

 
 

2011/03/19 11:53

Commented by hhonda さん

これ以上長引くと輸出が完全にストップします。もう遅いかもしれませんが。誰もmade in Japanの 衣類、テレビも、コンピューターも自動車も肉も買わないでしょう。

 
 

2011/03/19 11:53

Commented by 古森義久 さん

moriyasu さん

菅さんにつきまとう、なんともいえない、うさんくささ。

ご本人には申し訳ないですが、どうにも払拭できない生理的な感覚です。

 
 

2011/03/19 11:56

Commented by kashiwa123 さん

政府発表に矛盾があるような気がします。
1,3,4号機でそれぞれ水素爆発が起きたわけですが、その原因はウラン燃料の被覆管であるジルカロイが水と反応して水素を発生したため、というものです。
しかし、使用済燃料は何本かまとめて金属キャスクに収納したうえでプールに貯蔵されているので、ジルカロイと水の反応という説明はおかしいわけです。それと、プールの水が蒸発などによりほとんど消失しない限り水素が発生するほどの高温になりません。
プールが蒸発により空になるには15日以上の時間が必要との計算になり、水素爆発が2~3日後に起きた事実を説明できません。

矛盾なく説明するには、プールの底にひび割れ等が生じて、水が急速に失われた、と考えるしかないと思います。
ひび割れが生じているのであれば、ヘリからの水の注入はお笑い種に過ぎないわけです。

別の話ですが、毎日新聞によると、「日本政府が、米空軍無人偵察機「グローバルホーク」が撮影した福島第1原発上空の映像の提供を受けながら、公開に慎重姿勢を見せていることが関係者の証言で分かった。」とあります。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110319ddm012040016000c.html

説明の矛盾が国民に知れ渡るのを恐れての隠蔽でしょうか。
左翼政権の陰湿な体質が現れたものと言えそうです。

プールにひび割れが生じているのであれば、もはや最終事態を想定する他ないことになります。対策としては、例えば、空からの爆撃により原子炉をバラバラにするという手法が考えられます。
それにより核燃料物質が飛散し、海洋汚染や周辺地域の壊滅が想定されますが、国家の心臓部である東京を守るにはやむを得ないのではないでしょうか。

 
 

2011/03/19 12:07

Commented by fa-eng さん

ルーピーのときだったらもっと悲惨になるのは確実。


いえ、空き缶を擁護するつもりは毛頭有りません。
あの無能ぶりが最大の責任なのは間違い無いですから。

 
 

2011/03/19 12:10

Commented by 小野まさ さん

omodaruさん

>現場は大変なのでしょうがそれを東電本部で
>現場を支えている様子が無いのです。

本部に現場の知識(高度に技術的なことではなく基礎的な知識)がないので支えることが出来ないのかも知れません。
私らの会社業務でも、危機に陥ったら現場で頑張るしかなくなるのが普通です。上層部に状況を把握できる傑物が居れば別ですが、大概は先ず基礎的な情報収集のためキーマン(=重要戦力)を拘束して尋問とか資料を出せとかになるだけですので。そういう状況だと現場は本部が容喙してこない事が寧ろ有難くなる。
自衛隊や各県消防署や米軍に声を掛けるのは政府の仕事で、本部に出来る一番良いことは、それを催促することですね。

 
 

2011/03/19 12:14

Commented by 小野まさ さん

> 説明の矛盾が国民に知れ渡るのを恐れての隠蔽でしょうか。

そうか。。。それでエキスパートの仙谷を。。。

 
 

2011/03/19 12:59

Commented by wildlifereturns さん

現場が犠牲になってお偉いさんを支える、

で終わらせては絶対にいけないと強く思います。
大体、本社にいようが現場にいようが、被災者の方々であろうが、
官邸にいる馬○面だろうがその人の生命の価値には変わりはないのです。

上の方のコメントでgurigurimomongaさんが書かれている
『自民が原発の将来の安全対策費用を計上した、
  それをギロチン仕分けショーで潰したのは民主党だった』
は、大至急産経さんで確認の上、是非とも記事化をお願い致します!

 
 

2011/03/19 13:14

Commented by 古森義久 さん

kashiwa123 さん

ご指摘の矛盾点、重要です。

 
 

2011/03/19 13:16

Commented by 古森義久 さん

gurigurimomonga さん

次のエントリーをごらんください。

 
 

2011/03/19 13:24

Commented by benrathab1990 さん

この訴えを敢えて行った大槻氏とこの難事に立ち向かっている作業担当者諸氏の存在は、「非常時の日本人の矜持」に通底しています。同じ日本人として誇りに思い、担当者の方々の復旧作業の成功とご無事とを強く念じます。

我らの首相は東工大応物卒をもって原発問題に最も詳しいと自己規定し、あの言動に及んでいるそうですね。学生時代に読んだ第二次大戦関係の記録や諸著書を思い出しました。例えば花谷正師団長:幼年学校(カデット)~陸大卒を鼻に掛け、自らの幕僚、連隊長以下を怒鳴りつけて萎縮させ、作戦行動は無策・無能で失敗続きの一方、小心者で行軍小休止の度に専用壕を掘らせて身の保全を図った云々とあります。どうです「怒鳴り散らす某首相」、どこか似ていませんか?

似ていたら、私たちにとっては悲しいかな、歴史が繰り返されてしまったのです。大戦後、「なぜこのような人物達がリーダーたるべき地位に就いていたのか?」は繰り返し問い続けられてきたはずですが、今の世で、よりによってこの事態にこのデジャブーとは!

 
 

2011/03/19 13:36

Commented by jiro-siwaku さん

<3/17 緊急院内集会 福島原発の現状をどう見るか>
http://www.ustream.tv/recorded/13371747

後藤政志さん(東芝・元原子炉格納容器設計者)による説明集会です。

「今は批判をする時ではない」

「専門家が出てこなければいけないんです。専門家が力を合わせなければいけない時,しかし,それがない。だから今回,私は自分が出てくるべきだと考えた」

マスコミからは,どう伝えたら良いのか?パニックが心配だ,という質問に対し,

情報をコントロールして上手く行く時は良い。上手く行かなかった時は大変なことになる。予測が外れて最悪の事態までなった時,情報のない事が,さらなる混乱に拍車を掛ける。

 最悪の事態はこうです。しかし今はそこまで行っていないと全部説明して,でもパニックになってはいけないんだと頑張るんだと,しかし,その時,正確な情報を全部出さないのではないか?ということが私は気になっている,

 可能性は少ないんだけど,こういうリスクがある。そういうことを充分に説明しておく,その情報を我々がどういう風に共有するのか?ということではないのかという趣旨の回答。

---

とにかく現場にいる日本人の声を聞けということに尽きると思います。

政府は,これほどまでに異常な情報統制と情報隠蔽をしている時ではない。

現地に居る保安院の職員自らが50km圏内の屋内退避被災民の救出に行くべきです。彼らはガソリンを充分に持っているはずです。

 
 

2011/03/19 15:38

Commented by 古森義久 さん

benrathab1990 さん

現場で命をかけて、復旧に励む人たちには敬意を表したいですね。

私が大槻さんのメッセージをあえて取り上げたのも、だからこそです。

 
 

2011/03/19 15:40

Commented by 古森義久 さん

jiro-siwaku さん

危機の管理に直接、現場であたっている人たち、たとえば東電の作業員の方々、自衛隊や警察の方々は批判してはならないでしょうね。

ただしその総指揮をとる立場にいる人間が総指揮をしていない場合、批判せざるをえません。批判することこそ、危機の管理です。

 
 

2011/03/19 19:30

Commented by jiro-siwaku さん

古森さま

お返事ありがとうございます。

本当にその通りだと。。。。。

私は泣きたいです。

でも,泣いている場合じゃないんです。

アメリカが アメリカが 真の友情を体現してくれているのに
なぜ,ここまでしてまで,情報を隠蔽し,報道を統制するのでしょうか?

でも,私は絶対に負けません!

チベットの僧侶がウラン鉱山で防御服も与えられず
過酷な奴隷労働を今も強いられています。

でも,普通だったら,被曝して病気になるはずなのに,
その僧侶は今も健康であるそうです。

祈るということが如何に大切な事か。
祈る事によって人間が本来持っている潜在力が顕在化するのです。

だから,私はチベット人僧侶と共に
日本の安寧を祈り続けていきたいのです。

 
 

2011/03/19 20:04

Commented by jiro-siwaku さん

<01. Mihalis>
http://www.youtube.com/watch?v=GWWfr1cLnVI

 
 

2011/03/19 21:41

Commented by izanippon さん

古森様
東電社員の文章読みました。
感激しました。
この文章はぜひ産経新聞の朝刊に載せてほしいと思います。

 
 

2011/03/19 22:13

Commented by butcherbird さん

現地の東電社員の懸命な対応には頭が下がりますが、私は当然だと思います。他に対応できる人が居ないんですから。私は東電の経営陣の対応の悪さが状況を更に悪化させたと思っています。現地は早期に塩水の大量注水を考えたでしょうが、塩水の注水が廃炉に繋がり、数千億の損失と計算し、注入を躊躇させたのでは・・・。

 
 

2011/03/19 22:31

Commented by 古森義久 さん

izanippon さん

コメントと提案をありがとうございます。
考えます。

 
 

2011/03/19 22:33

Commented by 古森義久 さん

butcherbird さん

理のある指摘ですね。

 
 

2011/03/20 00:51

Commented by hhonda さん

原発事故に対するアメリカと日本の温度差;
1。アメリカの専門家は日本へ来る前にCNN等の詳しい専門家を含めた議論に知らず知らず大分影響されていた。先入観があった。日本側はもうどうするかするか決めていた。だから聞く耳を持たない。こんなことは滅多に起こらないので誰もエクスパートとは言えない。
2。こんなことがアメリカで起こればこれから何十年と訴訟の連続で東電等何回も破産しているしどの保険会社も手を引いて営業不可能となる。第一保険会社までつぶれる。日本にはそれほどの莫大な訴訟は少ない。アメリカの経営者はこの”訴訟”と言う言葉が頭から離れない。
3。アメリカは土地が広く何処へでも避難出来る。日本にはそれが出来ない。直ぐ海で制限される。
4。アメリカ人は流動性が高く一生同じ所に住んでいる人は少ない。日本人は流動性が低い。同じ家に何代にもわたって住んでいる。隣の家も其の隣も町中がそうだ。
5。アメリカ人はこしが軽く足が速い。日本人どちらかと言うと石橋を叩いて渡り、保守的で頑固でこうと決めたらてこでも動かせない。アメリカでは離婚が多く隣の家には誰が引っ越して来ても1−2年のうちに主が変わる。
等が考えられと思います。

 
 

2011/03/20 00:53

Commented by hhonda さん

To hhondaさん
>これ以上長引くと輸出が完全にストップします。もう遅いかもしれませんが。誰もmade in Japanの 衣類、テレビも、コンピューターも自動車も肉も買わないでしょう。
ーーーーー

韓国
アジア各国で日本製品に対する放射線検査を実施―シンガポール華字紙
Record China 3月18日(金)17時48分配信

拡大写真
17日、福島第1原発の放射能漏れ事故を受け、アジア各国で日本製品の放射能汚染に対する監視が強化され始めている。写真は南京の空港で放射線検査を受ける日本からの航空機。
2011年3月17日、福島第1原発の放射能漏れ事故を受け、アジア各国で日本製品の放射能汚染に対する監視が強化され始めている。シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。

【その他の写真】

中国国家質量監督検験検疫総局は16日、各地の検査・検疫機関に対し、空港や港における放射性物質の監視・測定業務を徹底するよう通知を出した。韓国でも日本から輸入された畜産物や乳製品、水産物に対する監視・測定を14日から開始。今のところ放射能に汚染された製品は見つかっていないという。

また、台湾でも福島県から輸入された食品や、各空港でも日本からの乗客に対する放射線検査を実施している。シンガポールでも日本からの輸入食品に対する放射線検査を強化。インド政府もすべての港や空港に対し、日本から輸入された食品に対する抜き取り調査を実施するよう通知した。

このほか、マレーシアや香港でも日本からの乗客や貨物に対する放射線検査を実施している。(翻訳・編集/NN)


 
 

2011/03/20 02:12

Commented by hhonda さん

2011年03月16日(水) 福島原発について(山下俊一 教授)
山下教授のご意見は文末の引用文献で聞きしました1-2週間暴露されて蓄積された50-100mSvが問題ないとは言っていませんね。一回の被ばく量が100ミリシーベルトを越すと障害が出るでは蓄積された100ミリシーベルトではどうかと言う質問には蓄積された100ミリシーベルトの影響はそこはよくわからないといっておられますね。一定の遺伝エラーがあるといっている。最後は一回量だけが問題で、年間法定しきい値は1ミリシーベルトだから安全係数が広くて問題ないと言っておられます。いつのまにか蓄積100mシーベルトのお話が単なる年間安全基準の1mSvのお話になっている。一見「蓄積は問題ない。100mSvという一回量だけが問題である」と聞こえますが注意深く聞くと「蓄積による被害」を必ずしも否定していない。一回被ばくのみならず遷延被ばく蓄積でも50-100mSV/年あるいは生涯くらいで問題になる。害が出るのは、一回被ばくの1/2が妥当なところとされているようです。米国保健物理学会定量的なリスク評価は、年5レム(50mSV)あるいは生涯10レム(100mSV)以上の線量に限定すべき」(1996年、 2004年8「しきい値なしの直線モデル」が妥当かどうかは議論になっているICRPのいう広島・長崎の被爆者生涯追跡調査では「ある線量以下であれば安全というしきい値は見つからず、発がんのリスクは線量に比例して直線的に増加する」遷延被ばくはあるのでは繰り返し被ばくによる蓄積があるからヨウ化カリウムを飲ませるわけでしょう。ヨウ化カリウムは、「放射性ヨウ素」が甲状腺に選択的に「集積する」ため、甲状腺がんの予防のために飲むわけで。。蓄積がないというならヨウ化カリウムなど不用なわけで。一回量だけ測定していればよい。一回に50-100mSV被ばくした時に飲ませるのか。遷延被ばくの場合国際放射線防護委員会(ICRP)は職業被ばく限度を5年間で100mSvを越えず、1年間では50mSvを越えないように勧告している。公衆の1年間の限度は1mSvである。

 
 

2011/03/20 02:13

Commented by hhonda さん

間の限度は1mSvである。

実際的なしきい値
---------------------
鈴木
急性被ばくは、大体50mSvくらいから有意に増加
遷延被ばくの場合のリスクは急照射よりも1/2
--------------------------------------------
疫学的データが示唆するところ、急性被ばくで10-50mSv、遷延被ばくで50-
100 mSvである。
遷延照射、ゆっくりと長い時間をかけて照射した場合のほうが1/2ないし1/3
くらい低い。遷延照射のほうが急照射に比べてずっと細胞死は少ない
米国保健物理学会
定量的なリスク評価は、年5レム(50mSV)あるいは生涯10レム(100mSV)
以上の線量に限定すべき」(1996年、 2004年8月改訂)

 
 

2011/03/21 00:26

Commented by y2000 さん

今,NHKで原発の中央制御室の位置が説明されました。東電の人は原子炉からあんなに近いところにいるのですか。「通電できると計器などが使えるようになって」ということは,やはりそうなのか?要員の体力,思考力の継続は?交代しながらやっているのか。
NHKの解説員のコメントはずっと希望的観測のほうが多いが,結果は裏切られてばかり。原発に素人の私は,だんだん原発のことが分かってきたけれど,そのような希望的観測を述べられても,終結への道のりの距離の長さが分かってくるような気がして,ますます困難さを感じるようになってきている。

 
 

2011/03/23 11:45

Commented by earthquake-tep さん

>この女性社員はいま危機に面した福島第一原発にすぐ南にある福島第二原発の所員だそうです。
「・・・だそうです。」って、このメールの人物をきちんと確認していなのですか?
単に、メールに実名が書かれているから、そう思っただけですか?

 
 

2011/03/24 03:04

Commented by tkhiro0712 さん

大槻さん安心してください。
東電社員を含め、消防庁職員や自衛隊員など現場で頑張っている方々を非難する人は少ないと思います。

ただし、それと東電の責任は別だと思います。
本当のところは不明ですが、報道で知る限り炉心への海水注入が遅れたことが事態を深刻化していることは間違いないと思います。

当然、事態が収拾した後には企業として厳しく責任が追求されるべきです。(これには国の責任も含まれます)
また、同じことを繰り返さないためにも、このことはとても重要だと思います。

 
 
トラックバック(0)