◇「マニフェスト」って何ですか? |
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・マニフェストとは、manifesto 宣言文、声明書です。
・首長候補がつくる「ローカル・マニフェスト」と政党がつくる「パーティーマニフェスト」があり「数値、財源、期限が明示された選挙公約」と呼ばれています。また、アメリカでは、プラットホーム。ドイツでは、プログラム。と呼ばれています。
・マニフェストの第一号は諸説ありますが、1834年イギリスで行われた選挙と言われています。しかし、要件を満たした本格的なマニフェストの誕生は第二次世界大戦後のようです。
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◇「日本におけるローカルマニフェスト」の誕生は? |
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・2003年1月26日三重県四日市市で行われたシンポジウムで、当時三重県知事だった北川正恭が同年4月の統一地方選挙に向けてマニフェスト運動を提唱したのが始まりです。
・それを受けた増田寛也岩手県知事は「従来の公約のように『あれもこれも』でなく、新しいやり方で政策を示した。」第一号のマニフェストを2003年2月に発表しました。
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◇「公約」と「マニフェスト」の違いは? |
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・従来の公約は「あれをやります。これを検討します。」などのスローガンを掲げますが、それを実現して行く期限、財源、プロセスなどは見えてきません。もともと実施の期限やプロセスがはっきりしない公約ですから、当選者が公約通り政策を実施出来ているのかチェック、確認のしようもないのが実状です。
・それに対して「マニフェスト」は漠然とした公約ではなく「期限、財源、プロセス付き公約」と定義しておりますので、当選者がマニフェスト通り政策を実施出来ているのかのチェック、確認が可能ですし、何よりも有権者が漠然としたスローガン的公約でなく、マニフェスト(期限、財源、プロセス付き公約)を判断し投票することが出来ます。
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◇活動の流れを具体的に教えてください。 |
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・私たちの活動の目的は、古賀市をより良くするための活動です.。その活動の手法の一つとして「ローカル・マニフェスト」を取り上げ活動を進めています。
1:市長選挙のおよそ1ケ月前までに、立候補者予定者のすべてにローカルマニフェストの作成、提出を求めます。
2:作成、提出されたマニフェストを元に、立候補予定者を一堂に会しローカルマニフェスト型公開討論会を開きます。
討論会の進め方で大切なのは公平・中立であることと、多くの市民の方の参加を促し投票の参考にして頂くことです。
3:選挙後当選者が選挙時に作成、提出したマニフェストに沿って政策が進められているかの評価検証を行います。
評価検証に際しては、多くの団体や市民に協力を得ながら客観的判断を大切にし行います。
4:評価検証結果を広く市民に伝えると共に、市長の政策に市民が参画することを進めるための広報活動や提案を行います。
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※参考文献「マニフェスト新しい政治の潮流」金井辰樹著 光文社新書
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中村隆象市長マニフェスト(2006年11月10日) |