2011年3月24日5時2分
21日は都内で雨が降った。都は、空気中に漂っていた放射性物質がこの雨に溶け込んだためだと推測している。こうした雨が、浄水場が取水している川に流れ込み、水道水に含まれる放射性物質の数値が上昇したとみている。
では今後、放射性物質の値は増えるのか、減るのか。
都によると、22日採取分では210ベクレルが検出されたが、23日の採取分で検出されたのは190ベクレルだった。下がったようにもみえるが、測定には誤差があるため、必ずしも下がったとはいえないという。都や政府は「今後の数値の変化を注視する必要がある」として推移を見守る構えだ。