This is Google's cache of http://203.183.152.33/jc/eqa?g=eqa&k=2011031700131. It is a snapshot of the page as it appeared on Mar 16, 2011 23:11:22 GMT. The current page could have changed in the meantime. Learn more

Text-only version
 
(cache) 時事ドットコム:燃料プールに放水へ=放射性物質の飛散防止で-冷却用電源確保も・福島第1原発
本文の文字サイズを変える
燃料プールに放水へ=放射性物質の飛散防止で-冷却用電源確保も・福島第1原発

燃料プールに放水へ=放射性物質の飛散防止で-冷却用電源確保も・福島第1原発

 東日本大震災で深刻な被害を受けた東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)では17日、3、4号機の使用済み燃料プールの水が蒸発し、露出した燃料棒の損傷により大量の放射性物質の放出が懸念される状態が続いた。
 警視庁が高圧放水車による放水を準備するほか、自衛隊も16日に引き続きヘリコプターによる給水を検討。東電は冷却装置を復旧させるため、電源車や東北電力の送電線から電気を引き込む作業を行う方針。
 3号機では16日、原子炉脇にある使用済み燃料プールからの水蒸気とみられる大量の白煙が上がり、4号機は再び原子炉建屋上部で火災が起きた。
 4号機は震災発生時に定期点検中で、原子炉機器の交換に伴い炉内の燃料棒を全てプールに移しており、特に水温が急上昇した。
 東電や経済産業省原子力安全・保安院によると、プールは水が全部蒸発しても、核分裂反応が連鎖する「再臨界」に至らない設計となっている。
 しかし、3号機は1号機に続いて原子炉の燃料棒損傷による水素爆発で建屋が大破し、4号機も建屋に大きな穴が開いた状態。このため燃料棒の損傷が進むと、大量の放射性物質が直接外部に飛散してしまう。
 震災時に運転中だった1~3号機では、破局的な「炉心溶融」を防ぐため、原子炉圧力容器への海水注入作業も続いている。
 同原発周辺の放射線量は既に上昇しており、半径20キロ以内の住民には避難、20~30キロ以内の住民には屋内退避の指示が継続中。(2011/03/17-07:12)


東日本大震災用語

東日本大震災



▲このページのトップへ