トップ今日からの投資戦略2011年03月16日 急騰・急落する株式市場に対応するには?
2011年03月16日(水曜日) 15時17分 更新
福島原発や関東の地震の報道で乱高下する株式市場ですが、現在の状況では中期的な下降トレンドに入る可能性も考えられます。下降トレンドに入った場合の今後の投資戦略をレポートします。
日経平均は買い戻しによって今日は朝から上昇しました。株式市場が本格上昇するまでは「買い戻しによる上昇」の可能性が高く、上昇したところは「空売りか先物売りのチャンス」となります。
今の日本の状況を、どう見るか
今回の政府の対応を見ますと、
数えたら切りがありませんが、管政権で起こった天災を管総理という人災が加速させているというのが現状であり、鳩山・管と続いた民主党政権は「たよりにならない」というコンセンサスが日本人の間にできつつあるのではないかと思います。
多分10年もすれば、民主党という政権があったというレベルに、つまり社会党のようなレベルまで民主党は凋落してしまうのではないかとおもいます。
本日は反発しましたが、中期トレンドは「下降トレンド」に入る可能性があります。なぜなら現状でも「回復に2〜3年はかかる」と言われていますので、下降トレンド入りと考えてよいと思います。ということは「買いは急落したとき」「上がったら信用のカラ売り・先物売り」というのが当面のセオリーとなります。
昨日も8000円割れで先物を買えば儲かっていましたし、今日も9000円以上で先物を売れば短期では儲かっていたとおもいます。ただし、株式市場が乱高下しているようなときに投資をするためには「一定以上の投資レベル」が必要になります。「一定以上の投資レベル」とは、臨機応変に対応できて、すぐに見切れることです。
ケンミレでは「1勝4敗でも株式投資で勝てる」と言っていますが、そのための絶対条件は「損切りを小さくできる」ことになります。今のような乱高下する株式市場では、臨機応変に対応できないと大きな損切りをしてしまう可能性があり、できないのであれば「株式市場の乱高下が落ち着く=原発事故が落ち着く」まで待ったほうがよいと思います。
レポート担当 : ケンミレ株式情報 森田 謙一